昨日、NHKのドラマ「燕は帰ってこない」の最終回を見ました。面白かったです
経済的に困窮した若い女性(独身)が1000万円で「代理母」を引き受けます。
ビジネスと割り切っていましたが・・・
緊急帝王切開となります。
手術室に入るとき、彼女は「私、出産をなめていた・・」と気付きます
「代理母」の契約では帝王切開までの補償は無く、独身の彼女の体には「過去に出産をした」証拠となる創が残り1000万円では割に合わなくなります。悩む彼女に周囲の女性が「勲章よ」と慰めるシーンがありました。
男の私には、このような女性の心理は難しいのですが・・・・
当院は帝王切開を受けた方の来院が多いです。
一般に帝王切開を受けられた方は腸に癒着があり、大腸内視鏡が、難しいため、そのような方は一般の病院を避け、当院のような専門クリニックを探して来られる訳です
当院HPには「過去に他院で内視鏡が失敗して当院で再検査された方のリスト」が、ありますが実は「帝王切開」後の方が
多いです。
もっとも帝王切開だけで「大腸内視鏡が困難」となることは稀で、大抵は「帝王切開後+大腸過長+憩室多発」など、要因が複数ある場合に「困難」となります。
そのような方の検査を成功させることは「大腸内視鏡医の勲章」です