初日の結果を受け、この日は、しんとう総合グラウンドにて試合。
初戦は、尾間木中学校さん。新人戦で埼玉県2位の強豪チーム。
技術の高い、埼玉県らしいチーム。
キックオフから、らしさを出したのは本郷中でした。
これまで以上に積極的な戦い。周りを信じて前に出る姿勢。
局面局面で上回れる瞬間はあっても、局面の回数をたくさん作りにいく。
相手にやらせないことで、主導権を握る。
個の能力だけで戦っていたチームが、チームとして戦うようになった印象。
特に守備においてひ弱だったチームが、力強く戦えている。
まだまだ徹底という部分では足りないこともありますが、徐々に見えてくる守備の景色。
何かが起こるというよりも、起こさせないという部分でのある種の退屈さ。
チームとしての基準が一つ上がった気がするゲームでした。
良い形で奪ってからゴールに迫るシーンもありましたが、得点は奪えず。
ハーフタイムでは、この景色の前提にあるプレイをしっかりと整理し後半に。
後半は前半よりもさらに積極的な戦い。
守備の圧力。前に出る力。このチームになってから最も明確に示せたゲーム。
良い守備から良い攻撃へ。の前段には手がかかりました。
攻撃については、いくつかのイメージを持っている部分については出せます。
ただ、そのバリエーションの少なさや、共有イメージの少なさは課題。ここから。
良い守備故に、相手陣での戦いが中心。そこからシュート数も増えますが、割れないゴール。
中盤の戦いから得たビックチャンスは一度。GKとの一対一。決めきれず…。
そこから流れは相手チームへ。
大きなピンチにはならないものの、ルーズボールが拾えない展開で苦しい時間。
これも良い経験。
サッカーのゲームには流れがあること。それを感じる力もつけたい。
結局そのまま終わり0-0でPK戦へ。PKは5-6で敗戦。なんか既視感。。。。
非常に勿体ないゲーム。内容の充実度が高かっただけに、勝ち切りたかった。
でもチームにとって、何かきっかけを掴んだようなゲームとなりました。
この敗戦で、次のゲームは3位決定戦へ。相手は桐生大附属中さん。
桐大さんは、準決勝で南浦和中さんと0-1の熱い戦い。
敗れはしたものの、技術力の高さが光るゲーム展開でした。
そんな相手には、消す戦い。圧をかけ続ける。技術を発揮させない。
1試合目の成功体験を経て、完全に守備の基準が変わったことを示すゲームとなりました。
相手陣に押し込み、自分達から積極的に。
前半1点、後半2点を奪い、3-0での勝利となりました。
内容も素晴らしいもので、実りある群馬遠征となりました。
これまでチームに足りなかった部分で明確な成長が見えた遠征。
守備の基準も明確になり、それぞれがそれぞれに要求し始めました。
冬休みを前にきっかけを掴めた雰囲気。冬休みの戦いがますます楽しみになりました。
ゲーム後は、バスの到着まで時間がたっぷりあったので、榛名山麓の綺麗な空気の中、
素晴らしい起伏のランニングコースをガンガン走りました。
強度の高い守備を実現するには走力が不可欠。冬はガンガン追い込みましょう。