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No Football No life 本郷中サッカー部公式 (?) blog

私立本郷中学校サッカー部のブログです。こちらで再開しました!
戦績を中心にアップしていきます。 気まぐれに余計なことも書くかもしれませんが、 宜しくお願いします。

2024年度都大会の振り返り最終回になります。
関東大会への道が閉ざされたゲーム。。。
やっぱり振り返ると悔しさが湧き出ます。今日も長文・駄文お付き合い下さい。
この思いを糧に、2025年度総体での関東大会出場に本気で挑みます。

ベスト16の多摩大目黒中さんとの激闘を超え、ベスト8で挑むは王者修徳さん。
ここ数年、常に東京中体連のトップに君臨する特別なチーム。
昨年度はT-2で全勝し、今年からT-1に所属。
まさに挑戦。関東大会出場には超えなければならない壁。全力で挑みました。
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試合前のロッカールーム。
修徳中さんの特徴やそれに対する対応を整理するミーティング。
「修徳かぁ」という表情では無く、「やってやるぞ」という決意に満ちたもの。
良い表情でした。この表情は、保護者の方にも見せたかった。確かに成長してくれてますよと。 

 
お互いに慎重な立ち上がり。
早々に裏に差し込まれたシーン。これまでであれば簡単に対応出来ていたであろうシーン。
身体を寄せられコーナーキックを奪われます。
このプレイで、これまでの相手とは違うな。と修徳中さんの圧力を感じます。

コーナーキックを凌いで、マイボールの時間。
いつも通りのビルドアップ。しかし、素晴らしいプレッシャーで乱されます。
その崩されかけた中で、やや苦し紛れながら、常に狙っている出口から、突破に成功。
左サイドからのクロスにCF・IH×2・SHと4枚がゴール前に殺到。
IHが折り返し、もう一人のIHが押し込んで先制点!開始3分の出来事でした。
これまで目指してきた一つの形で奪えました。
結果的に早すぎる先制点になってしまったかもしれません。それでも素晴らしいゴール。

先制点後の展開は、一進一退。決して修徳中さんに気後れすることなく、しっかりと戦います。
どちらかが主導権を握っているというわけではない時間。
キックの飛距離にアジャストし始めて以降は、本郷がしっかりと跳ね返す展開。
コーナーキックを立て続けに獲得し、迫るものの割れず。あっという間にクーリングへ。
この10分間については、まさに完璧な10分間。
しっかりと相手を理解し、自分たちのやるべきことをしっかりと遂行しました。

クーリングブレイクでは、修徳さんが変更してくるであろう部分を共有するのみ。
ピッチに戻ると、修徳さんは想定通りのシステム変更。

クーリング明けプレイから、修徳中のロングスロー。処理にもたつき押し込まれ失点。
この失点はもったいなかった。試合後に動画を見返しました。
スローインの処理そのものよりも、スローインにしてしまったプレイが問題でした。
これまでは単純に跳ね返せていたロングボールの処理。そこが不十分でスローインに。
当たり前のことを当たり前にやることを60分間続けるとは至極難しいことは理解しています。
まさにそれが出てしまったシーンで、それを許してくれない修徳さんでした。

失点後に、下を向くような雰囲気はなく、これからキックオフ!だと切り替えます。

その後も展開は本郷の展開。しっかりと跳ね返し、裏に差し込むシーンも。
しかし、お互いにシュートまでは届かず、中盤でもみ合っている時間が続きます。
本郷が攻め込み、修徳中のやや苦し紛れのクリア。
これに対し、前に出ることをやや躊躇する本郷、迷いなく拾いにいく修徳。ここで勝負あり。
センターライン付近で入れ替わり、相手エースにボールが渡ります。
そこからは、スーパープレイ。本郷DFが3枚4枚と突破され、ズドン。1-2と勝ち越されます。
突破のシーン、シュートについては、スーパープレイと相手選手を讃えるのみ。凄かったw
でも、その前のシーンでした。躊躇せず前に出れていれば、跳ね返して終わりだったかな…。

失点後は、本郷のシュートシーンも生まれますが、そのまま2回目のクーリングへ。
逆転され、少し凹んでいるかなと心配しましたが、そんなことはありません。
しっかりと前を向き、勝ちを目指し、戦う良い表情。まだまだ諦めるわけにはいきません。

クーリング明けも一進一退。むしろ本郷のゲームといえる内容。
しかしトラブル発生。ボールが顔に当たり、鼻血が出てしまい、一時的に10対11に。
昨年のことを思い出します。。。前半残り少ないこともあり、そのままで乗り切る判断。
まぁ、そこは修徳さん許してくれないですよね…。
ビルドアップから、エースにボールが渡り、またもスーパーゴール。
本郷も軽いDFをしてません。でも4・5枚ちぎられ、流れながらも捻ってサイドネット。
このシーンも相手エースを讃えるしかありませんでした。
ビデオを見返すと、一人いないことがプレスの部分で影響したな…と。これは大人の責任だ…。

前半は1-3で終わりました。内容は素晴らしいものでした。スコア程の差は無い。
それはハーフタイムで戻ってきた選手たちの表情や声からも。
「このまま終われないぞ!」「2つ取り返すぞ!いや3つか!」「関東行くんだろ!」
熱かったです。正直カッコよかったですよ。
頑張るとか、熱くなることがカッコ悪いと思いがちなお年頃。
でも本気の時にそんなこと関係無いんだなって姿。ちょっと目頭熱くなりました。

後半に挑みます。
後半の修徳さんは、リードしていることもあり、リスク排除。単純にサイド&裏を目指す攻撃。
本郷はそれを跳ね返し、中盤の攻防から、どちらに転ぶかの展開が続きます。
そんな展開が続き、後半1回目のクーリングへ。
手応えを感じ、なんとかしたいという想いを感じるロッカールーム。良い空間でした。

後半真ん中の10分間。このあたりから、徐々に本郷が押し込む時間が増えます。
展開自体は大きく変わらないものの、修徳中陣内でのゲーム。CKも複数獲得。
しかし、ゴールまでは奪えずに最後のクーリングへ。

1-3と2点ビハインド。残り10分。相手は王者修徳。
普通であれば、諦めや下を向いてもおかしくない状況。後半1回目のクーリング同様の雰囲気。
「絶対に勝ちたい」という想いや雰囲気。良い空間でした。おじさんは泣きそうでしたよ。

決意のラスト10分。
追いつくためには失点のリスクを背負ってでも攻めようと、システム・配置を変更。
より前に前にの展開に。
それでも、王者の壁は厚かった…。
跳ね返されつづけ、そのまま1-3でタイムアップ。関東への道は閉ざされました。

胸を張れる内容のゲームでした。
決して引くことなく、がっぷりよつで王者に挑みました。
試合中はヒリヒリする戦い。強いなぁって感じる瞬間もたくさんありました。
でも、改めてビデオ見ると、本郷のゲームだったんだなぁって。
でも勝ち切れなかった。

あぁ、もっともっと我々が手札を準備しておかなきゃだったんだなぁと。


(総体ラストミーティング)


手応えと反省の2024年度総体が幕を下ろしました。
負けておいて、おこがましいですが、やれるぞって手応え。
でもそのためには、もっともっと準備をしないといけないんだってこと。
これを糧に2025年総体に向けてスタートを切ります。

あのロッカールームの景色。熱量。まなざし。その想いを繋げます。
絶対に関東・全国大会に出場します。