昨日の水曜日は『蓮花楼』の日なんですけれど、まだ11話途中でして…

またもやの大遅刻ですε=ε=ε=

行き詰まってハタと思い出したのがマイクロドラマ。

そうだった!!! 星爺(チャウ・シンチー)の九五二七って5月じゃなかった?!?!

だけど…

 

 

 

そもそも、マイクロドラマって何???

あちらでは微短劇というらしいのですが、ショートムービープラットフォーム「抖音」(ドウイン、TikTok)、「快手」(クワイショウ)などで配信される1話数分の連続ドラマを指すそうです。

 

中華IT最新事情の記事によれば、少ないスタッフが短時間で撮影するケースが多く、制作費がドラマや映画ほどかからない。そしてヒットすれば映画並みの収益が見込め、投資効果の高いコンテンツとして注目が集まっているそう。

また、有料視聴のコンテンツなので、表現に関する規制も緩く、ギリギリのパロディ、風刺、性表現などもとり入れられるので、刺激的な内容のものが多いらしく、これも人気の理由の一つといえるのではないかと。

 

で、ですね、そこに星爺が参戦。

「九五二七劇場」というる公式アカウントで、星爺が制作したマイクロドラマが配信されるんですって♥️×100個

でも…

 

なんで九五二七?

この四桁の数字、記憶を頼りに調べてみました!
 
まずはこちら↓
 
 
1992年の『逃學威龍2/ファイト・バック・トゥ・ースクール2』
主任警部からパトロール警官に降格させられちゃった周星星の警察番号が9527
 
お次は↓
 
 
1993年の『唐伯虎點秋香/詩人の大冒険』
詩や水彩画の世界ではこの人ありと言われた才人唐伯虎。街で秋香(飾:鞏俐)という女性を見かけ一目惚れ状態に。あれやこれやで彼女が仕えているお屋敷に下男としてもぐりこむのですが、その際与えられた名前代わりの番号がこの九五二七。
 
どうやらコードネーム的に使われている9527、J が思い出せないだけで、おそらくは他の作品にも登場しているのではないかと思われます。
でも、なんで九五二七なのか???
その秘密は広東語の発音にあるようでして…
 
9527は「9は7に易し」と同発音で、“能力も根性もない”という意味になるらしいのであります。つまりこれって一種の自虐的ギャグと受け止めていいのでしょうか???
 
『ファイト・バック・トゥ・ースクール2』と『詩人の大冒険』、いずれの主人公も、ふとしたことで底辺を味わうはめに陥ったり、成功者なのに心は満たされていなかったり、という境遇で…
思うに、シンチー映画の根底には、“苦しみ”や“悲しみ”、そこから這い上がろうとする“もがき”があるんです。
「背も高くないし、さほど二枚目でもない。ましてや演技にも自信ないんだよね、自分」という声がどこからともなく聞こえてくるようで…持っていかれちゃうんですよね、心を。
 
そんなこんなで、マイクロドラマ“九五二七劇場”、今月公開予定の『金猪玉葉』が待ち遠しい今日この頃なのでありまする〜♥️
 
 
 
突然の、四方山中の四方山ですが、アジア俳優名鑑の記事によれば、李宏毅(リー・ホンイー)は周星馳の大ファンだそうでして、2022年作品のこちら↓では、メイクも普段とちと違ってて、彼のどんな演技が見られるのかな❤︎
 
『我叫刘金凤/劉皇后の仰せのままに』
未見なのでこちらも楽しみ〜