変化(へんげ)といえば、やっぱりこの方!

1988から2008年の間に出演した映画は、優に50本を数えちゃうという、香港電影界の喜劇王、チャウ・シンチー老師(2018年、国家一級演員初選出🎉)

 

彼の場合、表情筋というより顔が自在に伸び縮みする感じとでも(そういえば、一時ジム・キャリーとよく比較されていたような記憶が…)

 

2008年の「ミラクル7号」を最後に、俳優としての活動ナッシングですが、過去作品でシンチー独特の"笑いと涙“を楽しんでます。

 

そのごくごく一部ではありますが、あれこれ取り混ぜてみました♥️

 

 

 

①「詩人の大冒険/唐伯虎點秋香」×4コマ

②「チャイニーズ・オデッセィ/西遊記」×4コマ

③「マイヒーロー/一本漫畫闖天涯」×2コマ

④「0061北京より愛を込めて/國產凌凌漆、1994」×2コマ

 

① あのコン・リーとの初共演に加え、リュー・チャーフィー、チェン・ペイペイという当時の武俠ドラマの代名詞が登場するというキャスティングが絶妙※1

 

 

 

② J が完全落ちした香港電影劇🏆 何度観てもエンディングに涙ですから😹

 

 

 

③ 「男たちの挽歌」の主人公マーク@チョウ・ユンファを完全になぞってます。笑っちゃうくらい似てないんだけど、オリジナルのシーンが鮮明に浮かんでくるから不思議☺️

 

 

 

④ 初めて監督のクレジットに名前が載った作品で、設定とポスターが微妙に007シリーズを彷彿。でもやっぱり細かいシーンのあちこちに香港電影の影が! ウォン・カーウァイの「恋する惑星」や「欲望の翼」のとあるシーンも(爆)

 

 

 

もうねー、語り出したら止まらなくなっちゃうので、ここいら辺でマジ決めした星爺を🎉ってかなんでモノクロ?!ε=ε=ε=

 

「功夫2」だの「太極」だの、新作の噂があったりなかったり…

 

 

ブルース・リー、金庸をはじめとする武俠小説※2、マンガ、スヌーカー、チョウ・ユンファ、アニタ・ムイの歌etc.etc. 

インタビューで答えていたチャウ・シンチーが“好きなもの、好きな人物”だそうです。だからこそ、ネタを料理してシンチー風味に味付けをして、本編に取り入れちゃってます。

 

電影(映画)をこよなく愛し、自虐ネタさえ厭わずに、観客に“おおらかな笑い”という魔法のエッセンスを振りかけるのが、シンチーのシンチーたる所以なのではないかと…

 

 

最後に余談ですが、俳優キム・ナムギルはシンチー映画を観て、コメディの演技を学んだそうです。彼は背も高くてかなりの二枚目。星爺が9.5のヘン顔と0.5のマジ顔という構成なら、キム・ナムギルは2のヘン顔と8のマジ顔…ですよね(爆)

 

 

 

※1「功夫」でも、豚小屋砦の住民にユン・ワー、ドン・ジーホウ、チウ・チーリン、シン・ユーといった武術系俳優を。さらには15年ぶりにブルース・リャンを銀幕に引っ張り出しちゃったというこだわりよう。

 

 

※2「008皇帝ミッション」では、オープニングシーンに古龍の「决战紫禁之巅」をもってきていて、製作年から推測すると、星爺は原作本から映像化しているのかと。ロク氏は古龍の3大キャラクターのひとり陸小鳳で、ファ氏は小鳳の親友で盲目の剣士、花満楼。このふたりは実況中継役という設定です。

 

 

「決戦・紫禁城」の主役はアンディ・ラウとイーキー・チェン