前半から続きます
ウンスに請われ、チェ・ヨンがスラスラと記しているのは、時、方位、五行、陰陽をまとめた十二支の一覧表である。
文字小さすぎで<m(__)m>
方位において、正子の太陽の方位は北。正午の太陽の方位は南。地球上の南北線を子午線と呼ぶのはこのためだ。
時辰においても同様に、正午より前は午前。正午より後が午後。
おもしろいと云いながら、何故チェ・ヨンが切り絵を持っていたのか
チェ・ヨンの瑩という文字が持つ意味は
ウンスはとても気になったのだが…
「テジャン! プジャンが探してまーす」
そのことを聞こうとした寸前、タッチの差でトクマンに連れ去られてしまった。
☆☆☆
その夜訪れた坤成殿には、王の姿もあり…
自室に戻りひとりになると、龍の姿が頭に浮かんでは消えてゆき、ウンスはその夜なかなか寝付けなかった。
そしてもうひとり眠れぬ夜を過ごした男が…
「辰」という文字は、房星(そいぼし)が支配する頃、陽気が動き雷を震い、草木の形が整うさまを表す
正五角形の「五」は、敵から守るという意味合いを持つ数
「龍」は雷雲や嵐を司る天の番人
しかし、これらを繋げようとすればするほど真の姿は隠れ、見えなくなるのでは…
イムジャ、ちがいますか?
マンボの店の屋根に座り、チェ・ヨンは時折天を仰ぐように見つめ、そう呟く。
すべてウンスに告げたかったことだ。
チェ・ヨンの呟きを訊いていたのは、残念なことにウンスではなかったのだが…
貴女が知ったら驚くだろうか…龍神が俺の守護神であることを
やっぱりさ、チェ・ヨンの용は龍、勝手にそう決めちゃおう! さ、早く寝なきゃ
…あの時、あの男人(ひと)、何か言いかけてた
このふたりを、天から龍神がじっと見つめていたことは、誰も知らない…
終わり
※房宿とは、東方青龍七宿の第四宿にあたるのだとか(意味よく分かんないけど、青竜繋がりでε=ε=ε=)
なんとか書けました!
すぐ消えちゃった記事にいいねを押して下さった皆さま、ひたすら<m(__)m>