太陽を友とした空は、とても寛容だ。

美しい花を咲かせ実を結ばせて、多くの命を育んでくれる。

 

 

しかし空は、時として残酷なことをする。

重たい雲を携えて風雨となり、多くのものを奪い取ってしまう。

 

 

またある時の空は、幻想を誘う。

霧という天幕をはり、下界をすっぽりと覆い隠して心を迷わせる。

 

 

だがやはり、空は偉大なのだ。

数多の星をたたえつつ、帷を下ろすように山河を包み、眠りという休息を与えてくれるから。

 

 


どこまでも続く空を見上げると、ウンスは呟く。

ちゃんと寝て、食べて、元気でいて欲しい…と。

 

 

「いいこと。しかめっ面ばかりじゃなくてたまには笑ってよ。じゃないと、あなたの顔、忘れちゃうかもよ。チェ・ヨン、だから待ってて…必ず戻ってみせるんだから」

 

その男(ひと)への尽きることのない想いが、空へと舞い上がる。上空を吹く風に乗って、時を超え運ばれていって、チェ・ヨンの元に届くことを信じて…

 

 

☆☆☆

 

 

一日が暮れようとしている。

茜色に染まりつつある空を、チェ・ヨンは少し眩しそうに見上げ、その顔に笑みを浮かべた。

 

待ってて

必ず戻ってみせるんだから…

 

イムジャ、貴女が安心してこちらに戻れるよう、明日という日を信じ、全力を尽くして…

この地で待っております

 

 

 

終わり

 

 

 

今日のあなたの気分を天気で表すと?

 

やや曇り空状態

連休なのに? 連休だから? やること多くてもう大変です💦

来週がおそろしい!!!

 

 

今日の空@品川のとあるメーカーのテラスからパシャリ!

 

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