ひとつ前に「隊長は天界語を話したがらない」のエピをアップしてます。

よろしければヨンでくださいまし

 

 

 

いきなりですが「パイレーツ」…

 

 

実は、チョン・ウチで相棒役を演じたユ・ヘジン、この男(ひと)に釣られて(爆)の一本。

今回オ・ダルス氏は朝廷側の役人で国号と国璽を運ぶハン・サンジルとして出演。

脇がかなり豪華な感じです。

 

 

キム・ナムギルさん、ほっぺがプクッとしているのかなーと思いきや、そんなことありませんでした。(爆)

少しだけウィリアム・フォンに似てる? などと思いつつ、いや、色気のベクトル方向が違うだろう、とか考えながら、オモシロ可笑しくみちゃいました。

 

監督:イ・ソクフン 
出演:キム・ナムギル、ソン・イェジン 、ユ・ヘジン 
2014年/韓国/129分/配給:ツイン 
© 2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

再生時間:129分

 

 

以下、ネタバレ気味です

 

1388年、鴨緑江(アムノッカン)の河口 威化(ウィファ)

主人公のチャン・サジョンは義を重んじる高麗軍の武士です。彼は先鋒隊の一員として、さあ鴨緑江を渡って…と意気込んでいたところ、兵士達を一堂に集めたイ・ソンゲから「退却」を告げられました。その理由は、河の水かさが増した、とか、兵達が疲れているから、とか、梅雨は弓が折れ矢も錆びる、など。挙げ句の果てに、小国が大国を打つことは礼儀にも反する発言まで飛び出して、だから勇気ある撤退をするのだとか。

 

サンジョは納得がゆきません。

目の前の敵と戦わないのですか? 謀反は礼儀ですか?

王命に背き、国を乗っ取るんじゃないのか? なら山賊ににでもなったほうがマシだ! 

そうソンゲに言い放ち、挙げ句、兄とまで呼ぶ上官に殺されそうに。

 

この威化島回軍を告げるシーン、イ・ソンゲを半端な武人ぽく(?)描いていて、かなりアハハな感じでみちゃいましたが、実はこの映画、李氏朝鮮開国承認までのある出来事をもとに練られたものらしく、それは…

朝鮮王朝の成立最初期、10年間国璽がなかった(この映画では、クジラに飲み込まれちゃった、という設定)…です。

 

降りしきる雨の中、サジョンと上官が剣を交えるシーンも、火の粉が飛び散る炎の中、彼等が再び剣を交えるシーンも、細かいところまでこだわった映像などは、なかなかのもの。

 

 

◆◆◆

 

さて、舞台はそれから3年後に…

 

まずは海賊船の上からスタートします。

副船長は(やたらとアイラインが濃い)ヨウォルという若い女。

彼女はどうやら巨大なクジラと交友があるみたい。

 

一方、使節団を乗せた船。

明の皇帝に授かった国号と国璽のうち、国璽だけがクジラに飲み込まれてしまいます。

(クジラは竜王のつかいなのだとか。劇中でヨンヨン言っておりましたヨン)

 

そして、海賊なのに船酔いしちゃうチョルボン(飾:ユ・ヘジン)は、山賊に転職しようと山の中を彷徨っていて…

松岳山のイカれ虎と呼ばれる山賊の頭になっていたサジョンとその仲間達に出合います。

 

これ以降、「パイレーツ」というタイトルと「海に行った山賊」というサブタイのわけがはっきりとしてくるわけで…

 

シリアスな展開の中、なかなか笑かしてくださいます!

これはおそらく脇の俳優さん達のボケとツッコミの演技によるものかと。

 

 脇の方々LOVE!

 

朝廷では、高麗の残党を打たなければ、とか、遷都しましょう、とか、僧達の力を削ぐため儒教を推進しましょう、とか…

水軍や大砲とかまで登場してきたり、ワオワオ〜

 

なんだけど、LOVEラインを何とか成立させようと設けた?シーンもあり、どうやら主役のお二人はシリアスな役柄がお得意なのか、LAUGHラインとのコンビネーションでちょっとだけ残念な場面も。(爆)

 

 こちら主役のお二人 美男美女なだけに、キスシーンまで盛り上げて欲しかった…

 

クジラ(の中の国璽)を巡る船上での戦いも終結。

劇の終わり近くに、ソンゲの寝所に忍び込んだサジョンが…

 

「俺はどこの民か?

朝鮮の国号を与えた明の民か?

そんな国の民はゴメンだ!

クジラが国璽を食ったのは、他国の国璽で政をするなという天の声だ。

クジラですら命がけで子を救おうとするのに、一国の王が、たかが国璽のため民を犠牲にするのか?」(たかが国璽…元から贈られた玉璽を盗んだとき、ヨンも同じようなこと思ってましたよねきっと)

 

ソンゲの喉元に剣を突き付けてそう言うんです。

そして、どのような世を作るのか、よく考えろ、とも。

 

「民のための世を作るなら、俺はお前の民になろう」

 

カッケ〜♥️

 

史実上、1392年に朝鮮を開国したイ・ソンゲですが、明から国璽を授かったのは、実は建国から10年後の1403年のことだったそうで…ひぇ〜

 

 

129分にたくさんの要素を散りばめたこの一本…

なかなか楽しかったので、おすすめしちゃいます ♥️× 10個

 

 

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