スイス国際経営開発研究所(IMD)が、

世界67ヶ国・地域の経営環境を評価した

「世界競争力ランキング2024」

発表致しました。

 

そのランキングによりますと、

香港は前年の7位から順位を2つ上げ5位に

日本は過去最低であった前年の35位から

さらに3つ順位を下げて38位となりました。



トップ10を見ますと、

1位はシンガポール・2位スイス・3位デンマーク

・4位アイルランド・5位に香港・6位スウェーデン

・7位アラブ首長国連邦、8位台湾、9位オランダ

・10位はノルウェーとなっています。

世界競争力ランキングは4分野を

統計データと企業幹部への意識調査などを

組み合わせて評価しています。

4分野とは「経済状況(国内経済、国際貿易、

国際投資、雇用、物価)」、「政府の効率性

(財政、租税政策、制度的枠組み、ビジネス法、

社会的枠組み)」、「ビジネスの効率性

(生産性と効率性、労働市場、金融、経営

プラクティス、取り組みと価値観)」、「インフラ

(基礎インフラ、技術インフラ、科学インフラ、

健康と環境、教育)」です。

香港は,

新型コロナウイルスの影響から

回復しており、「経済状況」の評価では

前年36位から11位に上昇し(国際貿易で1位)、

「政府の効率性」では3位(ビジネス法で1位)、

「ビジネスの効率性」では7位、「インフラ」

では9位となりました。

 

日本は「ビジネスの効率性」の評価が51位

と特に低く、一方で国内経済(5位)、雇用

(6位)、科学インフラ(10位)などは

高く評価されています。

 

アジアではこの他、

中国(14位)、韓国(20位)、タイ(25位)、

インドネシア(27位)、インド(39位)、

モンゴル(61位)が前年より

も順位を上げた。

マレーシア(34位)、日本(38位)は

順位を下げ、フィリピン(52位)

は横ばいだった。