香港の男優・梁朝偉(トニー・レオン)氏が
第37回東京国際映画祭にて、コンペティション

部門の審査委員長を務めることが

発表されました。



トニー・レオンは1980年代から

キャリアをスタートさせ、カンヌ国際映画祭

最優秀男優賞を受賞した『花様年華』(2000年)や、

ウォン・カーウァイ監督の『2046』(2004年)

などで国際的な知名度を獲得。

また、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を

受賞したホウ・シャオシェン監督の『悲情城市』

(1989年)、トラン・アン・ユン監督の

『シクロ』(1995年)、アン・リー監督の

『ラスト、コーション』(2007年)の

3作品にも出演しています。

去年の2023年には、

第80回ヴェネチア国際映画祭で生涯

功労金獅子賞をも受賞していました。

 

昨年の東京国際映画祭では、

ワールドフォーカス部門で出演作の

『2046』(2004年)を上映し、その上映後

に行われた、これまでのキャリアをふり返る

マスタークラスが大変な好評を博しました。

トニー・レオンはこれ以外にも

『花様年華』(2000年)、『傷だらけの男たち』

(2007年)、『レッドクリフ Part1』(2008年)

といった作品でも東京国際映画祭に

登場しています。



【トニー・レオンのコメント】
今年の東京国際映画祭で審査委員長を務める

ことを大変光栄に思います。日本は私にとって、

いろいろな意味で身近な国であり、このような

形で映画の祭典に参加できることは、私にとって

大きなことです。香港で育った12歳の頃から、

当時の日本映画の名作を観に行っていました。

このような映画館へのエキサイティングな旅が、

私にとって日本映画、人々、そして日本文化

への大きな愛の始まりであり、その愛は

どんどん大きくなっていきました。

私は、審査委員長を務めるにあたって、この

映画祭が驚きに満ちたとても楽しいものに

なることを期待し、また確信しています。

私が望むのは、質の高い映画の大胆な

ラインナップで、ちょっとした冒険を味わえる

ことです。審査について、私が『感じる』のは、

審査員の仲間と私自身の感覚を信じる事が、

審査のプロセスに貢献するはず、

ということです。



<第37回東京国際映画祭 /

 TIFFCOM2024 開催概要>

【第37回東京国際映画祭】
開催期間:10月28日(月)~11月6日(水)

【TIFFCOM2024】
開催期間:10月30日(水)~11月1日(金)

 

主催:公益財団法人ユニジャパン