明日の27日から
海外旅行や出張、留学等に必要なパスポート
(旅券)の更新申請が、再びオンラインで
可能になります。
日本外務省は、2004年にオンライン申請の
システムを導入しましたが、手続きが煩雑で
利用件数が伸び悩み、06年に廃止
した経緯があります。
本人確認に使うマイナンバーカードが普及
した事や、オンラインでの行政手続きへの
理解が進んだことなどから、同省は
「今回は多くの利用が見込めるはずだ」と
自信をのぞかせている。
パスポートの更新をする場合、
これまでは申請の際と受け取る際の計2回、
都道府県が設置した窓口に行く必要があったが、
オンライン申請だと受け取り時の
1回のみとなります。
オンライン申請ができるのは、
パスポートの有効期間が残り1年未満と
なった人か、入国スタンプの押印などに
使われる「査証欄」の残りが見開き3ページ
以下になった人のいずれか。
申請には
有効期間内のパスポートとマイナカード、
マイナカードを利用するためのアプリ
「マイナポータル」をインストールした
スマートフォンを用意する。
アプリでログインして顔写真の撮影や氏名の
入力などを行う。
今回始まるオンライン申請の手数料は
窓口での手続きと同額で、
▽10年間有効のパスポート1万6000円
▽5年間有効(12歳以上)は1万1000円
▽5年間有効(12歳未満)は6000円
▽有効期間が同一の新しいパスポートの
取得は6000円――となる。
また、
海外在住の在留邦人の方は、
オンライン在留届(ORRネット)へ登録
した上で、在留邦人用旅券申請スマホアプリ
を通じてオンライン申請が可能となります。
「在香港日本領事館よりのお知らせ」
また、
2023年4月1日以降に申請される
各種証明や旅券発給に係る手数料額について、
以下のとおり改定されます。
パスポート:10年 890ドル(約15000円)
5年 610ドル(約10000円)。。。
まぁ、変動するレートにもよりますが、
少し日本で作成するよりもお安い様です。
オンラインでパスポート更新の申請が
できるようになると共に、パスポートに
関していくつかの変更が発表されています。
1. 査証欄(ビザページ)増補の廃止
パスポートの査証欄に余白がなくなった場合、
従来はページを補充する「増補」が可能でした。
しかし、3月27日からは増補が廃止されます。
有効期間が元のパスポートの残存有効期間と
同じ「残存有効期間同一パスポート」か、切替
申請として新しいパスポートのどちらかの
発給を申請することになります。
有効期間が十分に残っていて、
有効期間内に査証欄がもう一度埋まりそうな
見込みがある場合は
「残存有効期間同一パスポート」を発給
するほうが手数料は安く済むでしょう。
2. 戸籍の確認書類が「戸籍謄本」のみに
これまで、パスポートの申請手続きで戸籍が
必要な場合、戸籍謄本または戸籍抄本のいずれか
が確認書類として認められていました。
しかし、3月27日からは戸籍謄本のみが
確認書類として認められます。