最新のオミクロン株関連のニュースより・・・

 

香港大学李嘉誠医学院の研究チームによる論文で、オミクロン株

がデルタ株と比べて気管支での増殖が70倍速かったと伝えた。

肺組織では相対的にあまり活性化せず、従来のウイルスに比べて

複製能力は10倍未満である事も明らかになった。

 

 陳志偉副教授率いる同大学の研究チームがまとめた

リポートによれば、オミクロン株がヒトの気管支で検出

されるのは感染から24時間後で、肺組織におけるウイルスの

増殖は変異前ウイルスの10分の1に満たないことから

「症状の深刻度は低い」ことが示唆される。

 

オミクロン株が従来の変異株などを押し出す形で置き換わり

世界的な大流行が徐々に勢いを失い、人類が共生できる

程度の流行に鎮まる道が開かれるかどうか、

多くの研究者は注視している。

  オミクロン株感染が比較的軽い症状で済むことが

証明されたとしても、猛スピードでの感染は世界中の

医療機関を追い詰める。

香港大学の研究はオミクロン株を甘くみないよう警告している。

 

 

また香港大学は、

電子顕微鏡下で新しいコロナウイルスのオミクロン変異体

の素顔の画像を公開しました。

 

 

 

 

また、

中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の

新型コロナウイルスワクチンではオミクロン変異株に対して

十分な中和抗体が作られないと、香港の研究者チームが研究室

での初期の試験結果として指摘した。

これは新型コロナ防御でシノバック製ワクチンに頼る多くの

人々に多大な影響をもたらす恐れがある・・・。



14日に発表された、

香港大学の研究者チームの発表文によると、シノバックの

不活性化ワクチン「コロナバック」接種を完了した

25人のうち、オミクロン株を中和する十分な抗体が

血清で確認された人はいなかった。

一方、米ファイザーとドイツのビオンテックが開発した

メッセンジャーmRNAワクチンの接種を完了した別の

25人では、オミクロン株を中和する能力が5人で確認された。

これは両社が先週発表した試験結果に矛盾しない。


シノバックは15日、コロナバックの接種を3回受けた

48人中45人(94%)がオミクロン株に対して十分な

中和抗体を得たとする初期的な試験結果を発表した。

2回だけの接種では20人中7人(35%)しか十分な

中和抗体ができなかったという。

同社は発表資料で、追加試験を行っていると説明した。