最後は読み終えるのが寂しくて仕方なかったのだもの!

今回は、【本が好き!倶楽部】のイベント『みんなで10000冊読めるかな?』に投稿されたレビューを紹介します。


『青の数学』王城夕紀

この作品は、初めなかなか読み進まず、苦戦した。
理由はおそらく2つ。
1つは、登場人物の名前が難しすぎること。
もう1つは、私自身、数学が苦手すぎること(-。-; 

でも、皆さんのオススメ本は、やはりすごい!
最後は読み終えるのが寂しくて仕方なかったのだもの!

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雪の日に偶然出会った女子高生、京 香凜(かなどめかりん)は、数学オリンピックの覇者だった。

彼女は、栢山(かやま)に問う。

「数学って何?」

その問いを胸に抱えながら、高校に進学した栢山は、若き数学者たちが集う、ネット上の決闘空間E2(ほんとは右上に2がきます。二乗の表記ができなかった💦)の存在を知り、そこでライバルたちと出会う。

名門・偕成高校の数学研究会5人のメンバー、部長・皇大河(すめらぎたいが)、弓削、美作、庭瀬、副部長・二宮、そして、五十鈴や新開、三枝、伊勢原。

皆、それぞれの思い、それぞれのやり方で、真剣に数学と向き合っていた。栢山は、京の問いに対する答えを探し出すことができるのか。

とにかくグッとくる言葉がいっぱい。

「やり続けれていれば、いつか着く。
   たとえそこが、お前の想像さえしなかった場所
   だったとしても、な。」

「全力を出しても勝てないと悟って、なお、その人の前に立たなければならないのは、しんどい」

「登山家がなぜ山に登るか、知ってるか?
    きっと、挑んでいなければ、心が死ぬから。」

「面白いもんやっていくってのは、きっと、散々 
   な目にあうってことなんだよ。」

そして、

「青春とは、何かを諦めるまでの季節の
ことだ。」

しんどくても、打ちのめされても、自分には才能がないとわかっていても、それでも挑み続ける。

それが青春であるなら、しちめんどくさい「数学」なんかに、必死に向き合ってる高校生たちは、見た目、青春っぽくないけど、間違いなく青春真っ只中なのだ。いろんなことを諦めてきたオバさんには、ただただ、眩しかった。

ホンスキー☆スター
snow


追伸。
この紹介文を読んで、矢も盾もたまらず書店に買いに走りました。期待以上の面白さに2巻とも夢中で読んじゃいましたお願い

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くっきー


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人間の精神の奥底を描く内容に共感を覚える人が多いということか。

今回は、【本が好き!倶楽部】のイベント『みんなで10000冊読めるかな?』に投稿されたレビューを紹介します。


『人間失格』太宰治


昨日(10000冊読書会への投稿は6月14日)が桜桃忌だということを思い出し、久しぶりに手に取った。1948年6月13日に玉川上水に入水心中した太宰治。6月13日は奇しくも私の誕生日。何も私の誕生日に自殺しなくてもと思ったけど太宰が亡くなったのはずっと前だと思い及ぶ。


この「人間失格」は死後に発表され太宰の遺書的要素を読み解く人も多い。文学界で今までに最も売れた小説のツートップの一冊だそうだ。因みにもう一冊は漱石の「こころ」らしい。
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物語は5つの章から成り立っていて、東北の田舎に生まれ育った大庭葉蔵の生涯を描いている。


・はしがき(三葉の写真)
・第一の手記(幼少期~小学校)
・第二の手記(中学校~東京の高校、ツネ子との心中)
・第三の手記(シヅ子との暮らし~田舎での療養生活)
・あとがき(京橋のスタンド・バアのマダムの回想)


有名な本なのであらすじは省略する。


この本が何故これほどまで読み継がれているのか。それは人間の精神の奥底を描く内容に共感を覚える人が多いということか。主人公に自分自身を投影する人が少なからずいるのだろう。時代が変わって生活や環境がどう変わろうと、人間の根幹は同じだという証明だと思う。


人間が何を考えているか分からず、それゆえ恐ろしく、人間らしい生活をすることもできない。人間でありながら人間ではない生物のようだ。そんな思想に取り憑かれた男の物語。


太宰はこの物語を通して人間の美学を描いたのだ。それも明暗の暗の部分。闇の部分。滅びの美学と言ってもいいだろうか。


娯楽小説が持てはやされている現在、こういう小説を生み出す現代の作家は誰だろうか、と思う私がいる。

ホンスキー☆スター
うっしー



追伸。
ボクが太宰治を楽しめるようになるには35年必要でした(ちなみに村上春樹は25年 笑)
昔、読めなかったからって、永遠に読めないわけじゃありませんね照れ

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くっきー


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騎士団長殺し!

今回は、【本が好き!倶楽部】のイベント『みんなで10000冊読めるかな?』に投稿されたレビューを紹介します。



花粉症の季節がやってきて、
風邪ひいて、
真面目にヨガのレッスンして、
いくつかの映画を見て、
ちょこちょこ他の本を挟みながら、
なんやかやでひと月がかりでやっと読めました。
いつも一気読みしてしまうのに、
今回はゆっくりゆっくり読んじゃった。
多分、物語もいつもよりゆっくりゆっくり進む感じ?


『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』『騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹


前日知人から、
村上春樹の良さが理解できなかった、
という相談を受けました。

結局何が言いたかったのか、
何か得るものがあったのか分からないままだそうです。
そして不思議な感覚だけが残るのだそうです。

ふふふ。
皆さん本の読みかたは人それぞれで、
村上春樹からも強いメッセージを受け取ったり、
深く感銘を受けたり、読み解いたり、
色々だと思います。


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私の場合、
こと村上春樹に関して言えば、
体感する読書と言いましょうか、
そうヨガなどのボディワークをするような読書なんです。
そして、聴いて、味わって、匂いを嗅いで。
理解しないで感じてね。
その不思議な感じを存分に味わって欲しいと思う次第です。


騎士団長は、
完璧な紳士と、小さな人と、
死を目前にした芸術家と、
ジャガーと穴とみみずくが出てくる話しで、
オペラとピアノと鈴の音が静かに流れています。
そして、邪悪なものも。

あ、猫がいない。
と思っていたら最後の方にちらり。


ところで、秋川笙子は何の本を読んでたのかしら。

ホンスキー☆スター
ケロちゃん



追伸。
北海道にはふつう発売当日には入ってきません。たまたま銀座にいたので発売日の朝に上下巻ゲット。銀座のカフェからスタートし、帰りの機内、札幌に帰ってからと、一晩で読みきりました(笑)

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くっきー


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だけど…

切ないです。




今回は、【本が好き!倶楽部】のイベント『みんなで10000冊読めるかな?』に投稿されたレビューを紹介します。




『とんび 』重松清




前から読みたかった作品が、やっと読めた!

昭和37年、二十八歳のヤスは結婚三年目にして美佐子との間に子供を授かる。



市川安男は、元々病弱だった母親がヤスを産んだ後体調を崩し亡くなった為に、伯父夫婦に預けられて養子になった。父親は別の街で再婚したきり音信不通に。



妻の美佐子も、九歳の時に広島に落ちた原爆で家族を亡くした。家族というものをよく知らずに育った二人の間に子供ができた。




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だけど…切ないです。

とても切なくて泣けてきました。



ヤスさん、不器用だけどまじめで、スジをきっちり通す男。


アキラ、いいやつです。


海雲和尚、照雲、たえ子さん…みんないい人達です!



ホンスキー☆スター

日本海に沈む夕日を好むオヤジ




追伸。


この本は泣きましたね〜

要バスタオルです(笑)


ぜひ、読んでみてくださいねウインク


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ホンスキー☆スター

くっきー




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『とんび』重松清




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タングの可愛らしさは「反則」!(笑)


今回は、【本が好き!倶楽部】のイベント『みんなで10000冊読めるかな?』に投稿されたレビューを紹介します。


『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
デボラ・インストール   松原葉子訳    小学館文庫


先日こちら(くっきー注。10000冊読書会「みんなで10000冊読めるかな?)でご紹介があったこの本。思いがけず近くの書店で手に入り、読み始めたらあまりにも面白くてやめられず。こんなに楽しい読書体験に浸ったのは久しぶりだった。


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AIの開発が進み、便利なアンドロイドが家事や仕事についているけれど、高価で誰もが所有出来るとは限らない…そんな感じの少しばかり未来のイギリス。

親から譲られた家と遺産に頼り、無職で、ほとんど引きこもって未だ人生に迷っているベンは、人生で何一つ成し遂げた事が無く、結婚生活も雲行きがあやしい情けない30男。


ある日、ベンの庭にひどくボロボロになった旧式のロボットが忽然と現れる。最初は何を聞いても「アグ・リット・タング」、「オーガスト」しか言わないロボットは、どうやら壊れかけているらしい。そんなポンコツロボットに、他のアンドロイドには無い何か特別なものを感じたベンは、タングと名乗るそのロボットに強い関心を持ち始める。

そして、とうとう法廷弁護士の妻に愛想を尽かされ出ていかれた彼は、タングの胴体の底にわずかに残っていた情報を手掛かりに、タングを修理してくれる人を探す旅に出る。それは地球を半周するような大変な旅だった。


このベンとタングの2人?の珍道中と友情が本当に面白く切なく、ユーモアとウィットに溢れ、ページを繰る手が止まらなかった。

特に男の子であるらしいロボット、タングの可愛らしさは「反則」!(笑)と言いたくなるほど。おそらく、繰り返し読むだろうと思う、大好きな一冊になった。

ホンスキー☆スター
瑠璃



追伸。
この記事を読んでボクも『ロボット・イン・ザ・ガーデン』読みましたキラキラ

とってもよかったので、代わりに紹介させていただきました。

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ホンスキー☆スター
くっきー


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