Valentineのプレゼントに2009年のCASE BASSEを。
Toscanaの造り手、GIANFRANCO SOLDERAはサンジョベーゼ品種100%にこだわり、葡萄畑の廻りをバラの木を植えて有機栽培を実現しました。
2009年は私と妻にとって記念すべき年でした。
RISERVAですので5年寝かせるのですが、更に9ヶ月瓶詰めした後に寝かせています。
実は2012年の12月に従業員の手によって、2006年~2012年の樽の栓を抜かれて失ってしまう事件があり、その7年間のワインは先に瓶詰めした1/10程度を残すのみでした。
当時、大手生産者のブルネッロに国産品種であるメルローがブレンドされているという疑惑が発覚した際、ブルネッロ協会から、『規定の品種のみに固執することはないのでは?』という声が上がり、失望した彼は2013年の3月頃協会を脱退することになりました。
当初から表示されていた、BURNELLO di MONTALCINOの表示は使用出来なくなり、TOSCANA IGTとなったのです。
GIAOFRANCO SOLDERAは2019年に亡くなりましたが、彼の信念やこだわりは息子のマウロ氏と娘のモニカ氏に受け継がれています。
美しいWilliam Morrisの1873年の作品、《VINE》をバックに。