認知症高齢者グループホームに

入居されている方々は、

『認知症』と診断されている。


私たち介護職員は、

既に『認知症』を患った

利用者さんの姿しか知らない。


『認知症』 になる前、

利用者の皆さんは

一体、どのような暮らしを

されていたのだろうか…




『和裁、洋裁が得意でしたね。』

これ、 母が作った

刺し子なんです。』


『この子が着てる服、

私が1歳の時に、

着物をリフォームして

母が作ってくれたんですよ。

今は、ひ孫が着てます(笑)』


『母は、お料理が

大好きでした。

料理教室にも通ってました。

手作りパンも

よく作ってくれました。』


『父は、とにかく

真面目な男で。

家族の為に働き続けました。』


『食べ盛りだった私たちの為に

母は毎日、美味しい食事を

たくさん作ってくれました。』


『父は長年、長距離トラックの

運転手をしていました。

よく、お土産を買ってきて

くれました。』


『この庭、家を建てた時に、

父と母が作りました。

この柿の木、梅、レモンの木も

二人で植えたみたいです。』




ご家族の皆さんから伺う

ご本人についてのお話は、


ご家族でなければ知り得ない

とても貴重なお話。


私たち介護職員は

ケアの方法を学びますが、


ご本人が、

今まで歩んでこられた

長い歴史を理解するために


認知症になったことで、

自分の言葉を使い

伝える事ができない その方を

理解する ケアのために


このような思い出話は、

とても大きな助けとなります。


たとえ、生年月日が

言えなくなっても、


たとえ、自分の家族の名前を

言えなくなっても、


その方の表情が、一瞬でも

明るくなるのなら

笑顔が見られるのなら


なにより、その方が

元気でいてくれるなら

それで良いのでは…


そう…思います。





🐸田植えの季節ですね🐸
音譜風が心地良かったですチューリップピンク




プルメリア日だまり・陽気

 

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