セルフエスティームへの道~感情の大切さに気付いた最初のきっかけ~ | すき間の保健室プロテア

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私はあるきっかけにより突然

ガツンとこころのバランスを崩し(2018年夏)

じわじわとからだに変調をきたしました(2019年冬)

こころが先からだは後とはよく言ったものです…

こころから崩れて最後にからだに来る

その病的傾斜のちょうどその間…

ひたすら自分と向き合い

こころとからだのあいだに在るものの大切さに気づいたら

私のこころとからだは再びわたしと出逢い直しました(2020年夏)

 

ちょっと何がなんだかわかりにくいですね(笑)

 

2018年初夏に長男が高校を辞めたいと申し

学業を辞めたいのではなく学校を変えたいとのことで

転学という方法を調べてきました

 

当時の私はそれなりに自分に一致してると思い込んでいましたから

受験の時あれだけ言ったのに!やるべきことをやらなかったからだ!

それはそれは長男を怒鳴り散らしました

怒り狂って罵倒しました

 

その時ふとなぜか

怒り狂って怒鳴り散らす自分の言葉の全ての矛先が

自分にターンしてくるような感じがしていて

いつもとても不思議でした

(あれ?私自分に怒ってる??)

まさかね…

 

だって現実には進めなければいけない手続きがたくさん待ってるんですから

それらをバリバリとこなしました

 

今思えば確かにもうその頃私のからだには

自律神経症状がしっかり出ていました

耳鳴りが続いたり

入眠障害が出ていたり

不整脈もあったな…

精神安定剤と入眠導入剤を内服し始めていた時期です

まだその時は薬を駆使して何とか乗り切ろうとしていました

まだ何とかなると思っていた

だってこれまでもこうやってなんとか乗り切ってきたのだから!!!

(当時の私のからだにほんとうにひどいことをした…本当にごめんなさい)

 

一方こころのなかでは

長男の転学試験の合否どちらの結果にしても

きっと今のままの私は続かない…というはっきりとした予感もありました

しかし”予感”なんてそんなものを採用する訳にはまだまだいきません

しかし服薬しながら健康管理の仕事をしている自分の矛盾が

居心地悪くて仕方ありませんでした

 

そして夏

長男は退学し試験を受け私は辞職を決意しました

仕事を辞めて長男をサポート・ケアしようと思って…

ところが蓋を開けてみてびっくり!

本当にサポート・ケアが必要だったのは他の誰でもない

この自分自身だったのです

 

 

 

 

9月から長男は新しい学校に通い始めました

何とか新しい環境についていこうとする長男の背中を見送ると

私は自分の予感通り

どどどどどどどどどーっと怒涛の如く

何かがすべてなだれ込んできたような感覚に襲われてとにかく涙が止まらなくなりました

 

これは突然起きたことではない

すべて繋がっている必然なんだ!

すべて私自身の気づきのために起きたことなんだ…

 

長男が学校変えたい!と言って行動したことは

母親である私がわたしと出逢い直すきっかけだった

なんてことはない

長男は自分の人生使って

からだを使って表現してくれたんだ

 

”僕も自分のやりたいようにやるから、ママも自分のやりたいようにやりなよ!”

 

そうか…

そうかもしれない

やっぱりこれまで

家族や子供たちのために生きることが

自分を生きてることだと勘違いしていたのかもしれない

確かにそれが重要な時期もあり必死にやってきた

そしてこれからもそうするつもりだった

でもそれは

私が自分の人生を生きることとは全く別のことなのだ

 

この気づきはわたしのこころにしんとした静けさをもたらしました

それとは反対に

私の頭の中は否定的な罵詈雑言でいつでもやかましい事に気づきます

否定ばかりしているからいつもいつもいらいらしていて

セルフエスティームがめちゃめちゃ低い…ということを自覚し始めました

(本当はもっと前に気づき始めていたのだけどその話はまた別の機会に)

 

というわけで

予感とかふと感じた感覚とか

自分の居心地の悪さとか

何かがなだれ込んできた感覚とか

そういういわゆるエビデンスのない

しかし何となく気になっていて無視もしきれない

その何かを…

これからは堂々と感じてみることにしたのです

 

事の初めは長男に怒っているんだと思っていたけど

本当は私は誰に怒りたいんだろう??

そもそも一体誰が怒っているのだろう??

自分のこころの中井戸を(やっとやっと…)

覗く決意ができた瞬間です

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