悲しかった。寂しくて。
ただいい子で、待っていた。
いつの間にか、なんでも自分でできるようになっていった。
頑張ることが得意になっていった。
甘え方、頼り方がわからなくなっていった。

これが、わたしの第一チャクラに溜まっていたもの。
小さなわたしが生きていくために、小さなわたしが選んだ、
恐れという名の小さなわたしの悲しい選択たちが
ずいぶん長い間、赤い大きな第一チャクラを傷つけていた。

なかったことにはできないから、自分で癒していくんだ。
なかったことにはできないけど、自分で癒していけるんだ。
その傷は、わたしに必要なものに気がつかせてくれる。
その傷は、いつか美しい思い出へと変わる。


生まれる前から、生まれてからも、人は選択を積み重ねていく。
全ての人の、その選択が、恐れではなくて、愛からになって欲しい。

選択の前提を、愛に変える。
人は、愛されていることが前提で生きることの心地よさを感じたいのだ。
人は、愛されていることが前提で生きることの心地よさを感じていいのだ。

心地よさを選択できなくなってしまったら、
第一チャクラを見つめ直す。


第一チャクラは、たおやかに生きていくための、愛の根っこだ。
どんなに強い風に吹かれても、
しなりながら折れることのない竹のような強い根っこ。


わたしは今日も、できるだけ心地よさを選択しながら、
美しい大きな赤い球体に、精一杯の優しさを注いで慈しむ。

そして、ここから、世界へ、
少しでも光が届くように。


晴海たお