A ladybug / 幸せを運ぶ使者。。。 | ☆アメ女 BY NATURE☆ - アメリカ男トノ イロイロエロエロ デスガ。。。何カ?

A ladybug / 幸せを運ぶ使者。。。

Marek Parkメリックパーク)の丘の上。。。今では建物が建つその場所は、かつて木々に囲まれた緑の芝生が広がるキラキラする場所だった。そこで私達は、Marek Parkを見下ろしながら、芝生に横になり子犬のようにじゃれていた。



その頃私達は付き合い始めで、話し合いの元に体の繋がりを暫くは持たないという約束で関係を保っていた。私の親友は「Randyは若いのに偉いねぇ。。。本当にHoney Bunの事が好きなんだろうね。。。」と言ってくれたものだった。そんな状態の中で、彼は私に多くの夢を語った。



そのMarek Parkの丘の太い道路を挟んだ向かい側の丘の上には、Rank(ランク。位)の遥か高い者だけが住む事の出来る白い家が一軒だけ建てられていた。丘の上のその家は、さえぎるもののない光に包まれて輝いていた。2階がなくても充分に広い贅沢な造りで、周囲をよく手入れされた緑の芝生に囲まれ、その大きな丘を下りきるまでその芝生を断ち切るものは何もない。



その丘の上のおとぎ話のような家を指差して、彼が突然私の顔を覗き込んで発した言葉。。。



『いつかHoney Bunを、あんな家に住ませてあげるんだ』



私はその頃未だ離婚のゴタゴタの中に居た。離婚を決めるまでに数年、また離婚を宣言してから約一年、私はその苦悩の中に身を置く事になるのだが、古だぬき達の騙しあいのようなその状況に、心からうんざりしていた。夫婦は、こんな風で居るべきではない。それを「夫婦なんかそんなもんよ」と笑い飛ばしてくれる人も居たが、私はこんな風になるために、結婚したのではないのだ。結婚は、最大の味方を作る。お互いをさらけ出し、お互いの全てを知る。タグを組み、あらゆる外敵と共に戦い「家」を守る。 しかし、その勝手知ったる戦友は、最大の敵にもなる。。。それが離婚の時だった。相手は私の全てを知っている。つまり私との戦い方を一番知っているのだ。



その戦いの最中に居た私にとって、こういう無邪気な夢を語るこの人は、本当に、神が私に送ったAngel(天使)のようだった。私を暗闇から救い出すための使者。使者は、道案内が終わると仕事が終わり、帰って行ってしまうのだが。。。



『私は、Wedding(結婚式)をした事がないの。』



私は7年前、真実を私に隠して「離婚経験がある。。。」とだけ私に言っていたEx Husband(別れた旦那)との結婚を決めた。しかし、蓋を開けて見ると、彼は離婚競技中なだけで離婚も成立しておらず、しかも彼には子供が居た。私の周囲は、それが判った時に一斉に私を止めた。私は彼を擁護しながらそれに刃向かいつつも、何度かこの男を諦めようとした。しかし、それを跳ね除けて何をしてでも私と一緒になると言ったのはEx-Husbandの方だった。私の両親は、私が幸せになれるのなら、私が一番好きな人と結婚するのが一番だと、結局私を彼の元へ行かせてくれたのだが、父が私に言ったのは 「お前が一番考えないといけないのは別れた奥さんの事だ」という事だった。それゆえに、私達は結婚式をする事も、子供を作ることすらも、許されないことなのだと思って、私は初婚だったにも関わらず全てを胸に仕舞った。しかし、相手を気遣ったのはウチの家族だけで、私はそれから数年、彼の実家やEx Wife(元妻)から、矛先の間違った無礼な嫌がらせを子供まで巻き添えにされながらシコタマ受けて惨々苦しめられた。「矛先の間違った嫌がらせ」。。。それなのにEx Husbandのした事は、二枚舌を使って両親や兄弟の間での自分の立場を守る事。。。彼の二枚舌の裏側に私と私の子供は置かれ、Ex Husbandが矢面に立って守ってくれる事はなかった。私や私の家族が、彼や彼の家族や彼の元家族に対して持った気遣いも、思いやりも踏みつけにされて、散々の汚い攻撃に打ちのめされた挙句に離婚を決意しても、彼に支払い義務のある分までこちらに回され、私は疲れ果てて「それを払ってもいいから頼むから子供の為に(こんな環境で子供を育てなくていいように。子供の為に幸せな家庭を作ってあげられるように)離婚してくれ」とEx Husbandにすがるようにしてやっと成立した離婚だった。私は身も心も限界で、穢い人ほど得をするのだと吐き捨て、世を憂いたものだった。

それは、離婚して数年後に私の事を何も知らないユタ(沖縄の霊媒師)に連れて行かれた時にですら、『最も難しい所へと嫁いでしまったのね。この呪縛はもう少し解けるまでに時間がかかる(もう数年経っていたのにも関わらず)』と言われたほどのものだった。




結婚していたくせにWeddingをした事がないと言った私の顔を、彼は驚いた顔をして見つめた。少しして思い直したように、彼が力強く言葉を発した。。。



『僕がいつかHoney Bunに、White big dress(白くて大きなドレス)を着せるからね』



Ladybugs & Four Leaf Clover



その時、芝生に寝転がっていた彼のシャツに一匹のLadybug(レイディバグ。てんとう虫)が止まった。それを彼は注意深く手に取り、それから私の手をとり、そのLady Bug(レイディバグ。てんとう虫)を私の手に移した。 私はその意味が解らず、されるがままにそれを見ていた。彼が言う「Honey Bun! 人差し指を伸ばして、その手を挙げて!」私は言われる通りにした。Ladybug(レイディバグ。てんとう虫)は、私の人差し指を登り、私の指先で、羽を広げ少しの間準備したあと、私の指先から飛んでいった。 彼の顔を見ると、嬉しそうにそれを見ている。 「Ladybugを指先から飛ばしたら、その人は幸せになれるんだ。。。」 何年もの間、私の警告を甘く見て無視し続けたくせに離婚を言い渡されると、自分にとって2度目の離婚がしたくなくて悪あがきして私の足を引っ張ろうとするEx Husband(元旦那)と、自分の幸せではなく私の幸せを願ってLadybugを私から飛ばせようとした男の間に、当時の私は私は居た。。。その頃、私のEx-Husbandは私を笑った。「これはお前がなんを言おうと不貞だ。だから、俺は親権争いの裁判で勝てる」のだと。。。私は、『世の中の誰がなんと言おうと、彼は、何年も暗闇の中で子供を抱えて一人で、誰に守ってもらう事もできずに彷徨った私に、与えられた光であって、私は救いを求めてその光に手を伸ばしただけだ』と、Ex Husbandの前で胸を張った。 



私は、自分の選んだものを自分の為に見捨てる、アンタみたいな人間じゃない。。。

私は、自分が選んだものに自信と誇りを持ち、それを守り抜く。。。



当時まだ入隊したばかりの彼は、Military(軍)の水が合わずに最低契約期間が過ぎたら除隊すると言っていた。これは新兵によくある症状だった。 それでも彼は毎日のようにあらゆるものと比較される生活と戦いながら、年月をかけて、私に促されるでもなく、見る見る男としての自覚を養っていった。 そんな彼が、あの911のテロの起きた直後、私に電話してきて12時間Shiftになった事を告げた時、『意味もなくExercise(演習)で12時間働き続けるより、国の為に12時間働ける方がよっぽどいい』と胸を張った。そのとき私は彼が、この数年で立派な軍人になった事に気付いた。そして、その時は既に、彼が私のもとを飛び立つ時だったのかもしれない。。。Ladybug...幸せを運ぶ使者。。。



彼、Randyはこの後、States(アメリカ)での勤務を経て、今ヨーロッパのある国にStationしている。先日、今アジアのある国にStationしているRandyCousin(イトコ)Jからメールが届いた。。。「Randyは、今Big Muscle Man(デカイ筋肉男)になっているよ」。Cousin(従兄)と違ってアジアの血が入っている彼は、よく「僕はこのアジアの血に挑戦するんだ」と言っていた。白人のようには簡単に筋肉が大きくならないアジアの血(まぁ、彼の中にもSpanishの血が入っているが)に挑戦して、何処までMuscular(筋肉の発達した体)になれるかに挑戦するんだと、ほとんど毎日Gym(ジム)に通っていた。あのテロの後、全ての状況が突然に変わってしまい、離れ離れになることを余儀なくされた私達。。。その中で、Randyとの別れを切り出したのは私自身なのに、その痛みは数年に渡って私を縛り付け、その余りの苦しみから逃れるために地獄を這いつくばった時期もあった。それでも数年が経ち、さそり座EXと過ごすようになった頃には、私は私の中のRandyを完全に葬ったと思っていた。

それなのに、それでもイロイロな小さい事柄が、Randyが未だ私の中に棲んで居る事を、私に思い知らせる。 彼のCousin(イトコ)からのメールじゃない。。。そういう直接的なことではなく、本当に小さい日常の中にちりばめられた事からなのだが。。。



過去に戻りたいとは思わない。ただ、さそり座EXのように、今目の前のモノに、あそこまで集中できたらどんなに幸せだろう? 私は いつからそれが出来なくなってしまったのだろう。。。と、ボンヤリと考えたりする。。。





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【追記】
この頃、ここではまだ書いていないけど、既にさそり座EXとの結婚に向けて心激しく揺さぶられたりバタバタとすごい勢いで物事が動き始めている頃で、ブログに遊びに来て下さったみなさまや私にコメントを下さったみなさまに、充分なお返事やお礼ができないでいたんだなぁ。。。と、今読み返してもみなさまのコメントが温かく愛にあふれたものばかりなだけに、とても心苦しく、胸が痛く、今更ながら酷く辛いです(´;ω;`)

改めて、みなさま、ごめんなさい。
そして、こんなにも温かいお言葉を
本当に、本当に、有難うございました。

そしてカレルさん、それまでのように素通りもできたのに初めてのコメントを残して下さって、私の為に辛い経験まで話して下さって有難うございました。良いんです、アメ女は誤解されやすいのは解っていますし、でもカレルさんは初めの嫌悪を超えて結果的に私という人間自体を見て下さって、私自身を理解して下さって(その手前で見た目や表面だけでJudgeしてPush awayする人だっているのに)、本当に有難いです。カレルさんの、壮絶な体験を乗り越えて来られたという貴重なお話と、全てを乗り越えて現在アメリカ人の旦那様と幸せになられているというお話は、この先私が壁にぶつかる時にいつでも私を励まし続けると思います。私の為に勇気を出して書いて下さった事に、心から感謝致します。

そして、みなさま、偶には思い出に浸ってもいいじゃない、というその優しいお言葉に、はい、時々甘えさせて頂く事にします(゚ーÅ) ホロリ




美しい思い出を持てるのは素敵な人たちのおかげで幸せな事だと思うけど、思い出が美し過ぎていつまでも心を捉えて離さなくて、何年経っても思い出すとどうしようもなく堪らない気持ちになったりも。。。スルンデス I can't help my tears falling 。。。




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