アイロン掛けてません
これは7年前くらいに帯から作った巻きスカートです。
ご想像の通りウエストもヒップもでかでか
だいたいの方のウエストは70㎝未満だと思うので
向かって左に見えてる無地と柄の切り替え線が脇ぴったりくるように
仕立てることが出来ると思います。
私は残念過ぎるくらいウエスト大幅オーバーなので
無地が前に出てしまっています。
ウエストベルトは巻きスカートの見えない部分に使った柿渋染めの古布を使っています。
インにしない限り見えないので合うような布を使ってね。
後ろスカートです。
少しだけ残った柄部分も使いたかったのと
無地部分だけではぎりぎり足りなかったので
アクセントに見えるように(見えてるのかな)接ぎました。
製図は簡単です。
タイトスカートの原型をそのまま使用して前スカートをアレンジしました。
左右ウエストダーツが入っています。
巻きスカートの重なりを深くして
歩いていてはだけないようにグログランテープで脇と下前スカートを留めています。
見返しはこれくらい。
最低限の見返しがとれるように裁断しています。
帯のリメイクで難しいのは汚れや染みも有りますが
名古屋帯の名古屋仕立てで出来る折りシワです。
上の帯は開き仕立てだったので折りシワが無く
全部使って巻きスカートが作れましたが、
こちらの帯のようにくっきりはっきりシワが付いてると
これを布幅のまま使うことが私には無理で
とても素敵な帯なのですが半分ずつで使える方法を探さないと
真ん中に茶色い染みが
濃い色合いの帯でしたら誤魔化す事も出来るのですが(外出に耐えられる服にリメイクする)
生成りの所に茶色い染みでは無理かなあ
着物もそうなんですが染みや色褪せは帯にも結構有って
使える部分が少なくなります(自分比)
でもそれを考慮しても20本2222円は魅力的で
その中の4本くらい使えたらラッキーと思うようにしています。
上のエジプト柄はまとめての販売ではなくて
1本3000円くらいだったような。
失敗や後悔を重ねながらのリメイクですが
素晴らしい日本の技術の帯や着物を手に取るたびに
喜びを感じます
何か参考になったら嬉しいです