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はちみつ no Brasil

ブラジル・サンパウロ在住です

大層なタイトルを付けてしまいましたが、自尊心について。


自尊心が低く、自信もなく、自分を愛することが出来ず、

努力しても努力しても周りの人に追いつけないと思い込み、

自分を許すことが出来ない、自己嫌悪に常に陥る、自分の肩書き

などで自尊心を埋め合わせようとしてしまう・・・

常に何かに頼っていないと不安で仕方がなく、頼れる間は

いいものの、それを失った際に自分すべてを否定して

しまう・・・

自尊心の拠り所を他者からの評価だけにすべてを丸投げに

してしまい、常に周りの顔色をうかがって行動する・・・

愛されたいが故に他者に親切にする、愛されたいが故に

自分を投げ出して相手に尽くす・・・


うーーん、書いていて疲れますが・・・

自分の性格や問題点を色々と考えていて、今書いたことばかり

なんです。私。


例えば、どうすれば、こういった感情から逃れられるかと

考えると、自分の望む仕事を家事や育児をしながら続け、

いい家族関係・友人関係を築き、多くの人から必要とされ、

うんぬんうんぬん・・・とにかくスーパーウーマンでないと

むりじゃない?っていう。で、もちろん、そんな風に人生

順風満帆にはいかないので、その自分の人生のいい時悪い時

の波によって自尊心が決まるというのは辛いものだなと・・・

思うんです・・・


人種や性別、生まれた国、職業、学歴、家柄、社会的地位

などなど・・・すべてをとっぱらっても、自分が自分で

いいと思えるようになれるといいですね。

でももちろんそうはいきません。そして、本当にそれが

正解かどうかもわかりません。だってそういった満たされ

ない思いによって人は努力するものでしょうし・・・


ブラジルでは貧富の差が激しく、ホワイトカラーと

ブルーカラー(労働者階級)がはっきりと分かれて存在して

います。奇麗なオフィスで働き、メルセデスに乗っている

ようなブラジル人が必ずしも偉そうで、日雇いの肉体労働に

従事するブラジル人が必ずしも惨めな様子ではないように

見えますが・・・どうでしょうか。

それぞれにそれぞれの仕事をしていて、

職業や社会的地位=自分の価値や尊厳ではない

ように、少なくとも・・・日本にいるよりそう思えるのです。

もちろんそうでないブラジル人もいるでしょう。

でもブラジル人の多くの人が、いい顔をしています。

笑顔があり、ハグがあり、キスがあり、気軽な会話があり・・・


小さい子供にも寛容です。本当に寛容で、あるがままを受け止め

子供に対して愛があるように感じます。

叱られ、うとまれ、注意ばかりされ、どなられ、たたかれ、

比べられ・・・・・それと反対の寛容な愛情で育てられた

ブラジル人達は本当にいい顔をしているように思います。

ラテンの人々のいいところばかりを見ているかもしれませんね。

でもそう感じます。


そして私も、辛くて、ストレスが溜まり、ギリギリで、すべてを

投げ出したくて、子供達に当たったり、大声で叱ってしまって

その後で謝るの繰り返し・・・

それでも、かなりこちらにきて寛容にはなってきましたが・・・

どうすれば、あのブラジル人達のような、明るく笑顔で愛情が

いっぱい詰まったいい顔になれるのか・・・私も子供達も・・・

いつも考えています。