『ちょっと江戸まで』津田雅美
    単行本全6巻/白泉社




●あらすじ●

舞台は江戸。
とはいっても、維新がなく
徳川慶喜以降も
徳川の世が続いたまま
2008年を迎えたら…
というパラレル江戸時代。


江戸開府以来405年も続く江戸時代。
箱根の山奥で育った
身寄りのない主人公・そうび。
実は彼女の父親は、大身旗本
桜井家の当主。


まぁさらっと流れて
そうびは桜井家に引き取られることに。


入学してみた昌平坂学問所には
侍コース・町民コース・農民コースがあり
そうびはもちろん侍コースへ。



パラレル江戸時代なので
学問所には優秀な町民の子や
農民の子も通えるのです。



侍コースの中でも
御三家の1つ、水戸家の若君は
クラスの中でも特別な存在。



…なのだけど、この若君が
ほんとにアホのボンボンって感じで
可愛いのです(本当のアホではないけども。笑)


海外からの客人のお話やら
大奥の可愛いお話やら
将軍家の跡継ぎ問題やら
迷えるお相撲さんの話やら
新聞記者と若君の奇妙な友情やら。



全6巻で、サラッと描かれてて
たまーにホロッとさせられたり
とても明るく楽しく読める
プチ時代物少女漫画です音譜

タイトルの『ちょっと江戸まで』を
そのままいってます(笑)



でも実はとても設定が細かくて
そこは津田先生ならではだな~
って感じです音譜



なんていうか
今は忘れ去られてしまった
武士道の精神とか
主従の絆とかが
重くならない感じで
でもしっかり描かれててとても素敵ドキドキ




身分という区別はあるけれども
それぞれの立場を
お互い尊敬しあって、
武士も農民も町民も
自分に与えられたら役目を
しっかりこなしているのが
この時代のとてもいいところなんだなー
ってちょっと羨ましくなりますキラキラ









ーーー ちょっとネタバレ ーーー





私の一番好きなシーンは、
第6巻の



『襲撃!
武家の者出会え』
からの、次の見開き1ページドキドキ



こういうの、
ほんっと津田先生上手いなぁー!!!!



ニマニマしちゃいますラブラブ





こういうの読むと和服着たくなるー!!



今度の休みは和服で過ごそっかな音譜



クローバーひろクローバー