【被災された方へ:医療】 | Rico (May) official blog ☆ H a p p y L i f e ☆ Powered by Ameba

【被災された方へ:医療】

●【医療関係者の皆さんへ】

 

 被災者の方々の心のケアに関して、

 独立行政法人国立精神・神経医療研究センターが、

 医療関係者の支援のための情報提供をしています。

 「災害精神保健医療マニュアル」、「原子力災害の心のケア」などが

 掲載されていますので、ご活用ください。


 →独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター




●【妊娠中の方へ】

 

 被災された妊婦さんが、受診券を持っていなくても、

 避難先の自治体で妊婦健診を受診できるようにします。

 まずは、避難先の自治体にご相談ください。


 →妊婦中の方へ PDF




●【不安・悩み相談】

 

 被災による不安や悩みを受け止める相談窓口です。

 

  いのちの電話:都道府県一覧 (文部科学省)

 →(文部科学省)こころの窓口


 日本臨床心理士会 黒電話0120‐111‐916


 チャイルドライン 黒電話0120-99-7777



【心理カウンセラーに聞いた震災後の不安を軽減する方法】



RICO 公式ブログ/【心理カウンセラーに聞いた震災後の不安を軽減する方法】 画像2




2011年3月11日に東日本大震災が起きてから



すでに10日以上が経過しました。



今回の震災で被災されたすべての皆様に、



心よりお見舞い申し上げます。


全国では、被災地のみならず各地で、いまだ心休まらない



日々を過ごしている方が多くいらっしゃるはず.....。



今、胸にのしかかる不安を少しでも軽減させるためには



どのようなことができるのか...?



心理カウンセラーの方々にアドバイスをいただきました。






ニコちゃん自ら進んで気分転換を


近頃、身のまわりで起こる話題と言えば震災のことばかり。



ひとりでいても、TVで震災ニュースをチェックせずにいれない。



.....そんな日常が普通になってはいませんか?




震災からの立ち直り作業は長期戦です。


恐怖心や不安が爆発する前に、自ら心の息抜きを


意識的に行うようにしたほうがいいでしょう。



DVD鑑賞・エクササイズ・読書・料理など何でもいいので


災害になるべく関係がなく、かつ自分が少しでも


没頭しやすいものを探してみてください。


また、どうしてもニュースを見過ぎてしまうという人は



一日の中でニュースを見る時間を決めるなどの工夫を。


さらに、不安を感じやすい人は特に寝る前の



1時間前からは、ニュースを避けるようにしてみましょう。





ニコちゃん心を閉じない


人によっては

「自分だけが弱気な発言をするのは申し訳ない」



と、口をつぐんでいる場合もあるのでは?



しかし、話すことで心が軽くなったり、恐怖反応が静まったり


することがあるのは事実。たとえ弱音であれ、我慢のしすぎは禁物です。


自分の心にだけ秘めず、必要に応じて、話を聞くことの


プロである心理カウンセラーに話してみるのもオススメです。



電話での相談窓口や、各自治体などによる

無料相談のサービスも多数開設されているので、


利用してみてはいかがでしょうか。





ニコちゃんマッサージなどでスキンシップ










「最初の揺れがあった夜のこと。


次の揺れが怖くてたまらなかったけれど、母と交互

マッサージし合うことで、少し落ち着くことができました」


と、千葉県に住む会社員の女性。


不安なとき、人の体温にほっとするのは大人だって同じ。


抱きしめる、手をつなぐなどの行為が少し照れくさい人も


肩もみやハンドマッサージでスキンシップをとってみては?



また、話したがらない人に無理に話を聞くことは




言語道断ですが、聞き手を必要としている人がそばにいたら


自分にできる範囲内で耳を貸してあげられるとよいですね。


そのときに大切なのは、


「あなたがそう感じることは自然なことだよ」


という受容的な態度と、


「解決しようとするのではなく、とにかく聞こう」


という傾聴の姿勢です。





ニコちゃん「眠れない...」でも、大丈夫!



気づかない内に心身を無理させがちな被災後の


状況の中では普段より休息時間を多く取るのが理想的。



それなのに気持ちが落ち着かないせいで寝つきが悪く、


眠れないことがさらなる焦りや不安の原因になって


しまったらつらいですよね。


そんな方に知っていただきたいのが、



「被災直後の不眠は、恐怖に関する記憶を

定着させにくくする可能性がある」という一説。


眠らないことで体が恐怖を


忘れようとしているのかもしれないと考えると


「不眠は悪いことばかりでもない」と、



少し気が楽になってきませんか?

また、身体を効果的に休ませる方法


「仰向けに寝て、手足をそれぞれ



30度ずつ開き15分間深呼吸」話題になってます。


寝つきが悪いことや眠りが浅いことをあまり




ネガティブに捉えすぎないようにしつつ、それでも




不眠が続くようなら専門家に相談しましょう。




自分のために、そして他人のために、私たちが持っている力で




できることは、ささやかとはいえ何かしらあるようです。




不安な気持ちに負けず、支え合って過ごしていきたいですね。




RICO 公式ブログ/【心理カウンセラーに聞いた震災後の不安を軽減する方法】 画像1  



記事協力:



日本臨床心理カウンセリング協会、西知多こころのクリニック、





岐阜県スクールカウンセラーのみなさま