脚本家・三谷幸喜の映画監督デビュー作。ラジオドラマ生放送中のスタジオで巻き起こる大騒動を、唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦ら豪華キャスト共演で描く。ラジオ局「ラジオ弁天」のスタジオでは、まもなく生放送が始まるラジオドラマのリハーサルが行われていた。初めて書いた脚本が採用された主婦・鈴木みやこは、緊張した面持ちでその様子を見守っている。しかし本番直前、主演女優が自分の役名が気に入らないと文句を言い出し、急きょ脚本に変更が加えられることに。そして辻褄を合わせようと次々と設定を変更していくうちに、熱海を舞台にしたメロドラマのはずだった物語は、いつしかアメリカを舞台にした壮大なスケールのドラマへと変貌していく。脚本が素晴らしくテンポの良い展開と絶妙な配役で最後まで一気に魅せる。
作品 ラヂオの時間
監督(作品の完成度)  監督 三谷幸喜 129×0.715 92.2
①脚本、脚色 三谷幸喜 S10×7
②主演   西村雅彦 A9×2
③助演(主演以外の役) 鈴木京香A9×2
④撮影、視覚効果 高間賢治 C7×1
⑤ 美術、衣装デザイン 小川富美夫 C7×1
⑥編集 阿部浩英
⑦作曲、歌曲 服部隆之 A9×1