学校時代に実習に行った、とある高級老人ホームで

 

高級ってたって、部屋が広いとか食事が良いとか

インテリアが素晴らしいとかそういう程度で

結局は介護施設だからね

 

お昼の時間にに食事介助してたら、全く食べないAさんが居た

Aさんは車椅子から動かない、目も開けない

職員が口元に食べ物を持って行けば数ミリ口を開く程度

殆ど零れ落ちてしまう

 

もちろんミキサー食

それすら満足に摂取出来ないので、高カロリーな特別食を出す

ムースみたいな物で、未来の食べ物みたい

とにかく食べられないから何とかカロリーを確保しようとする

 

悪戦苦闘してたら、一緒に介助に付いてくれてた職員さんが

 

「長く無いかもね…人間、口から食べ物が入らなくなったら終わり」

って

 

考えさせられた

 

そこの施設は24時間看護師常駐で胃ろうや経管栄養とかの処置もOKなんだけど

Aさんと、Aさんの家族がそれを望んで無いんだって

看取り対応OKな施設だから、もう看取りの時期に入ってたのかな

 

口から食べ物が入らなくなったら終わり

 

ずっと頭に残ってる言葉

そして、働いてる施設でも、もりもり食べる老人を見て

安心してるのもこの言葉があるから