骨を触り始めて3年目。
親や友人からは近況を聞かれもぐもぐ
あるお方からは松山先生の施術補佐への経緯を尋ねられたので、振り返ってみました。

2022年、独立して3ヶ月が経った頃、
松山先生から、
「勉強になるので施術補佐として私の施術に入ってみますか?」
と有難いご提案をいただきました。 
先生の施術を近くで見させていただけるだけでも有難いことですのに、しかもまだ骨格矯正を始めたばかりの未熟な生徒の段階なのにも関わらず、独立したばかりの私の技術向上のためにとご提案してくださったことがはじまりでした。 

先生と同じ空間で、同じエネルギーの中で施術させていただいたことで、初めて、
「松山流整體術は私が長年してきた施術とは全く別のエネルギーのもの」
という感覚がわかりました。 


カトリック玉造教会⛪️✨




施術前には白い着物に着替え、神仏に祈りを捧げます。先生の神聖な施術は御神事そのものであり、先生自身が大いなるものの依代となり、骨を動かしておりました。 

私がどんなに頑張ってもほんの数ミリしか動かせない骨を、先生が触ると不思議とぬるっと動くのです。 もちろん師匠と、始めたばかりの弟子なので、矯正量は比べものにもならないのですが、、

あまりにも次元が違いすぎて、先生が何をされているのかすら、どちらの方向に骨を押しているのかさえも全く訳がわからない...
気づいたら背骨がまっすぐに綺麗になっている...
というのが、初めて先生と一緒に施術をさせていただいた時の感想です。

先生の指示通りできているのかもわからないけれど、必死に言われたことだけする、、
という状況でした。 

お医者様から手術するしかないと言われていた、80歳の変形性関節症のお客様が、
痛みで悲痛な声をあげ、寝ている間も痛く、
杖をついて歩くのもやっとという状態から、
みるみるうちに、腰椎のねじれが元に戻ったことで背中の厚みが薄くなり、
肋骨の飛び出た部分が引っ込み、
骨盤の歪みを整えたことでお尻が小さくなり...
そして施術後数ヶ月経過しても痛みがほとんど消失。

事前に受診した外科医師からも
『手術以外の方法なら松山先生しかいない』
と言われて来られていたお客様は、歓喜の声を上げられていました。

側弯症で極度に背骨がぐにゃっと曲がった人間の體が、手だけの手技でここまで変化することができると言う事実を目の当たりにして、もう感動するとかの話ではなく、
 “何故こんなことができるのか、理解できない...”
というのが正直なところでした。
普通、そんなに簡単に骨は動きませんので(笑) 

自分の師匠だからと言うことではありませんが、
松山先生の『手技での骨格矯正量』は
間違いなく世界一だと思っております。 

言葉は悪いですが、
一体誰が、
重度側湾症のように極度に曲がってしまった骨を、
こんなガチで(笑)、
素手で、
骨を矯正しようなどと思うことでしょう。 

お医者様ですらしようとしないのに、松山先生は何故こんな大変な道をあえて選んだのか…
また、何故手技でここまで矯正できると信じて突き進めたのか…
小手先のテクニックではなく、
痛みの問題の根本解決に挑んだのか... 

先生の施術を見るたびに、
こんな方、世界で1人しかいないだろうと...
毎回感じる日々でした。 




いつの時代も、まだ世にない、新しく何かを生み出せる人は、人がしないことをするものなのだと、その時改めて思いました。 

先生の施術、言動、全てが不思議すぎて、
いつ理解できるようになるのか…
と思うことばかりでした。

なぜ先生はそんなに動かせるんですか? 
なぜすぐどちらの方向に歪んでるかわかるんですか?触っても触っても全然わかりません!

私はそんなことを言いながら、当初疑問に思うことは何でも聞いてばかりいました。 
先生は、目に見えない領域の事だけではなく、きちんと物理理論で説明してくれました。 
先生の凄いと思えるところの一つに、これがあります。 
目に見えない領域のことを、きちんと誰もがわかるような言葉で伝えてくれる。 そうしなければ、この手技は、多くの方へ伝え、多くの方に広めることはできません。 そのことを一番よく理解している先生は、私のような物分かりの悪い単細胞で鈍感な人間でも、わかるような言葉で教えてくれました。

 例えば、
 “ココとココの骨を同時にこちらの方向へ押しながら、手は螺旋の動きを 意識して指がズブズブと中心に向かって突き刺さっていく感覚で...”
と、 頭でも理解しやすいわかりやすい言葉で。

 誰もがわかる言葉で表現しないと、
“先生が特別で凄いエネルギーの使い手だからできることでしょ”
と思われても仕方ないからです。
 誰もができる技術に落とし込んだことが、先生の凄いところだと思います。 








ただ、早く覚えたい、先生のように骨を動かせるようになりたいと思っても、技術向上のコツなどなく、言われたままに、先生の言ってる言葉 が理解できるようになるまで、繰り返し繰り返し、結局のところ「できるまでやる」それしかないのです。

そして「頭で理解」することと
「心でわかる」ことの差は大きく違います。 

人の體に触れる施術者というものは、心の眼『心眼』を養わないかぎり、よい施術はできないということも、身に染みて突きつけられました。
実はどんな仕事でもそうなのですが。 

先生が教えてくれたことの意味は、後になってやっとわかることばかりです。
(いつもその場ではわからない笑)


✨栄光のマリア様✨


私たちは、先生がお創りいただいた
『道』『テキスト』
を走ればいいだけなので、先生自身の経験と努力、神仏の力をお借りして創り上げられた長年の御苦労を想えば、本当に楽で簡単で有難いことです。

「骨に触れるということは、その方の魂に触れること」 

施術の道をお創りいただいた、自分の人生全てを捧げて磨きたいと思えた技の生みの親、
松山流整體術開祖 松山太先生。 
『師匠』と呼べる方がこのお方でよかったと、心から思います。

現在私は、月5名様まで自身の施術と、先生のスクール業務の手伝い& 施術補佐をさせていただいております。 
独立した頃は、上手くなりたい一心でこの技を極めなければと考えておりましたが、私一人が技をどれだけ磨いたところで、救える人などたかが知れた人数です。ただの自己満足で終わります。 

自分の技を極めるのはよいことですが、そこばかりに執着し時間を費やすよりも、先生の補佐として近くに居ることができる有難い環境がありますので、先生の半分の矯正量でもいいので、骨をきちんと整えることができる整體師を全国に沢山増やしていくことに力を注いだ方が、より、世の中の為になると考えるようになりました。

その為にも、先生が無料の整體塾として、痛みの原因、骨が歪んでいく原因、歪み予防法なども学べるYouTube発信や、全国どこからでも動画で実技が学べるオンライン整體塾を発足いたしました。 

残りの人生、
「骨を整えることができる人を全国に育てていく」
ことが一番の目標です。 

そして、
「学校で骨を整える整體を教える文化」
「家庭内で骨整體ができる文化」
の未来に向けて、微力ながら松山先生の御使命にお役に立てるよう精進してまいりますニコニコ