あなたへ
一緒にいる時はねこんなにあなたを愛おしいと思っていなかったよ
もう25年なんて、嘘みたいだね
子供達の誕生日ごとに夫婦の歴史を重ねていたんけれど、忙しくってわざわざそれを感じることはなかったね
だけどねひとつだけ言えることは
私達は後半？特に仲がよかった よね
特に子供達が大学で家を出たあたりから、
急にね(笑)
あの時、私達これから二人きりなんだぁ。。と
一瞬ギョッとしたよね(笑)
これって仲良くしなきゃあかんやつやん！
どうせなら楽しく生きていこうよ、みたいな。
なんか人間にはそうゆう生きていくための本能？みたいなのが備わっているのかなぁ、、(笑)
その時からかな、私、今まで子供達中心で
あなたの休みは全部家族のため
それでも何一つ文句も言わず一生懸命働いてくれてるあなたが急にかわいそうに思えて来たの
そしたらそれからはあなたをすごく近くに感じるようになり
そしたらあなたはもっともっと今まで以上にとてもとても優しくなり(笑)
もしかしたら今まで長い間あなたをすごく寂しい気持ちにさせていたのかなとすごく反省したよ
私達は結婚してすぐ子供が出来たから
あなたのことは二の次だった
出会った瞬間に、あ、この人と結婚したい！！と思って結婚はしたものの
なんせ子育てに必死で矢印がいつも子供だった あなたではなくて
だけど子供達も随分と大きくなり、その頃からようやくあなたに向き合う心の余裕ができてきて
その頃からは二人の時間が本当に幸せだったなぁ
だって
時々帰省してくる子供達もびっくりしてたもんね
ママ達、そんなに仲良かったっけ？！ってね
今思えばもったいないことしたね
こんなに早くお別れする日がくることわかってい
たら、もっと早くにあなたと向き会ったのに(涙)
あなたは毎日にこにこしていていつも話を聞いてくれたね
そしてあなたは何でも教えてくれた
的確な答えをくれた
あなたは良き相談者で、
時に家庭教師で、
それからお兄ちゃんみたいで、
そしてほぼ空気みたいだったね(笑)
だけど正直いうとね、昔は忙しいあなたに構って欲しかったんだよ もう少し自由がほしいなぁもう少し子育て手伝ってよなんて思っていたこともあったんだよ
22歳と23歳で子供が生まれ私も余裕なかったからね必死だったからね今思えば子供だもんね
遊んでいる暇なんてなかったもんね
だけど気が付けばあっというまに40過ぎてた(笑)
だけどあなたがいたから子育て頑張れたんだよ
大変だったけどあの頃が楽しかったなぁ
そんな7歳年下の私をとても愛おしがってくれていることが私には当たり前で心地よくて
だけど私があなたを幸せに出来ていたかは今となればもう自信がない
それでもあなたはとても大きな心で私達を命がけで守ってくれたよね
何不自由なく生活させてくれた
私達のこと大切に大切にしてくれていたんだね
もっともっと一緒にいる時に大切にしてあげればよかったね
もっと素直にあなたに感謝を伝え
もっとあなたに愛を伝えればよかった
あなた 本当にありがとう
私と結婚してくれてありがとう
来世でもまたあなたを見つけるからね
また結婚しようね
今度はもっともっと幸せにしてあげるからね
それまでちゃんと待っててね