
日本や、韓国の高度成長した国では、
自殺率が高い。
逆に、発展途上国や、戦時中の日本の方が自殺率は低かった。
これで何が言いたいのかと言えば、
生きるのに必死な時ほど、死ねないということだ。
おれらの、国はとても豊かだ。
塩むすびや、ハンバーガーが100円で食える。
酒も100円で飲める。
100均でほとんど揃う。
おれがもし、ホームレスになっても天真爛漫にこやかに生活できそうだ。
だが。
全部ある。なのに不満なのだ。
全部あるから、不満なのだ。
それは決められた幸せの定義に振り回されているからであり、
自分の幸せの定義ではない。
まずは自分の生きている幸せの定義を自分自信で決めることだ。
誰かより何かを持っていようが、いざっというときには、そんなものはどうでもよいということだ。
もうすぐ来ると言われる南海トラフでは
32万人の人が死ぬという。
1億分の32万。
312分の1の人間が死ぬ。
奇しくも、ヤミ金への登竜門。
みんな大好きパチンコの現在規制の確率が
319分の1。
南海トラフでお座り一発大当たりしないように、おれらは生き延びられる確率を上げなければならない。
準備をすれば生きる可能性は上がる。
地震後の津波が、予想を越えて速いのだ。
車が全速力で走っても飲み込まれる。
とにかく、高いところへ猛ダッシュだ。
上がれば上がるほど、
悪魔の濁流に飲み込まれる危険性を下げることができる。
街のハザードマップもチェックが必要だ。
どうだい?恐いだろう?
でも不思議と死ぬ気になれないだろう。
生きるって以外と単純なんだ。
南海トラフがなんだ。
巨大地震がなんだってんだ。
来るなら来てみろ。
おれと、この『しぶいき』読者は生き延びるさ。
生きてもらわないと、おれが困るのさ。