5年生の始めに引っ越した為転校して、新しい学校で友達が出来始めた頃だった。
夏休み中に一泊二日で行われる林間学校の参加申込用紙が配られた。
夏休み中なので強制参加では無いが、修学旅行の予行練習的な位置づけで
当然のように生徒全員参加する行事。
虫捕りして、飯ごうでご飯炊いて、カレー作って、キャンプファイヤー。

林間学校すげ~楽しそう♪
なんせ普段から信者以外の子供と遊ぶ事は禁止されており、
転校前の学校では友達は皆無だった。
転校後は学校では信者である事を徹底的に隠していたので、
友達と呼べるようなクラスメイトが出来始めていた。
(実は時々こっそり遊んだりするようになっていた)
ウキウキ気分で学校から帰って、母に林間学校の参加申込用紙を渡す。
自分の手帳を確認してから不参加に〇をする母!
母「巡回大会の日だから無理ね」
巡回大会とは、毎年8月上旬の土日に二日間かけて、スタジアムとかデカい
会場を借り切って数万人規模集まって行われる集会で、
確か、なんかの寸劇みたいなものをやってたような。(遠い記憶)
あとバカデカいビニールプールに入っては出て行く老若男女。(遠い記憶)
バブテスマと呼ばれる洗礼の儀式で、
中学生ぐらいの子が時々混じっている事に驚いたもんだ。
とにかくクソ暑い真夏の真昼間にただひたすらジッと座って過ごし、
帰りにアイスを買ってもらえる事だけが唯一の慰めという宗教行事。
え~?!
私「なんでよ!学校の行事だよ!クラス全員行くんだよ!」
母「自由参加なんだから行かなくていいの!どっちが大事かわかるでしょ!」
・・・どっちが大事かだって?
毎年同じような事ばっかりやって、苦行でしかない、数千年前の書物の研究発表会と
一生で一度しかない小学5年生の貴重な体験・思い出と
どっちが大事かだって?


一生忘れない・・・
クラスのみんなには不参加だと知られないように申込用紙を先生に提出した時。
夏休み明けに全く話題に入れず、ほとんど相手にもされなくなった時。
友達になりかけてたクラスメイト「あれ?そういえばお前なんで来なかったの?」
私「いや~・・その~・・ちょっと熱が出ちゃって・・・」
友達になりかけてたクラスメイト「ふ~ん、あっそっ」
心の中でこの宗教に対して不参加に〇をするのであった。