五人衆夢--僕らの日常 | MATERIAL___小説、その他もろもろサイト!

五人衆夢--僕らの日常

オリキャラが二人・三人出ちゃいます!! 御覚悟して下さい!!(何を?

ついでに言うと、この話は君麻呂がぶっ倒れる前の話です。(失礼!!

僕らの日常


暗い夜の闇を月だけが照らしている。 その間を飛ぶ影あり。 

その者達は、音の里の忍、彼らは日々、闇に乗じて暗躍する。

音の五人衆は主・大蛇丸の命により、ある場所に向かっていた。

五人衆の一人、多由也は大蛇丸の言葉の一つ一つを思い返していた。


「お前達にある者を護衛してほしいのよ・・。その者は音の里の外れにあってね。

毎日、そこまで行くのは面倒だろうから一ヶ月の間だけそこで寝泊りしなさい。

いいわね? これはAランク任務よ。


多由也は木々の間を飛びながら考えていた。

(何故だ・・何故、大蛇丸様は護衛する相手について一切教えてくれなかった?

それにどんな奴から護衛するのかも聞いていない・・。)

普通、任務というのは任務内容を事前に聞き、やるかやらないか決める権利があるのに

今回は有無を言わさずだった。

それに多由也は違和感を感じていた。


と、先頭を切っていた左近が振り向き、足を動かしながらも怒鳴った。

「おい!! 次郎坊! これから行く場所はまだ先なのか!?」

仲間に向かって怒鳴るのも如何かと思うが、次郎坊は気にする様子も無く答えた。

「もうそろそろだ。」

さっきからそればっかじゃねぇかよ!! もうそろそろって全然着かねぇじゃねぇか!!」

確かに、左近の言う事は正しい。 何せ、次郎坊は3時間前からもうそろそろ、と言っていたのだから。

「だから、もうそろそろだ。ほら、見えてきた。」

次郎坊は五人の行く手を指した。


鬱蒼とした林を抜けると、チラチラと明かりが見えた。

木で出来た小屋だ。 

「やっと着いたぜよ・・。」

また五人衆の一人、鬼童丸が呟いた。

その隣の君麻呂は声を漏らさず、静かに佇んでいる。

「おいおい・・あんな小さな家なのか? 何かの間違いじゃねぇか?」

「いや、地図では此処を指している。 間違いない。」

左近の問いかけに次郎坊は地図を見ながら言った。


何故、左近がそのような事を言うかと言えば、たかが、護衛を五人衆に頼んだ位だ。

暗殺者に命を狙われている大名か何かだと思っていたのだ。

なのに、この家。 大名がこんなちんけな家に住んでいるとは思えない。

それとも、暗殺者に見つからない為のカモフラージュか?


「ってか何だよ、この家。 虫でも出てきそうだな。」

「そうか? 結構ウチは好きだ。」

「蜘蛛の巣がいっぱいありそうぜよ。」

「とにかく腹が減った・・。」

「・・・・・・・・・・。」

それぞれ意見が食い違っている。 見事にバラバラだ。

「てか、こんな家に住んでも意味ナイナイ。 早く帰りてぇ。」

「こんな家で悪かったね。」

左近は背後から聞こえた声に反応し、素早く避けた。

「誰だ!?」

「そっちこそ誰? あ、もしかして音の忍さん?」

その声の持ち主は・・五人と同い年程の黒髪の少女であった。