普通、何度も飲みに言っていると呑み仲間というものが出来る。
当然私にも呑み仲間は沢山いる。
沢山いすぎて書ききれないので、その中でも頻繁に集まる5人の男女のことを書いて
おこうと思う。
バーのマスター亮介。 会社員の山ちゃん。 フリーター(自称バンドマン)ジョン。
ホステスあつこ。 OLえの。
えのは酒が強い。とにかく強い。
あびるほど呑んでも、次の日平気で会社に行く奴である。
彼女の辞書には、二日酔いという文字はないらしい。
"ちょっと胸がむかつく程度"にはなるらしいが、そんなもの二日酔いとは言わせない。
スゴイ奴だ。
この5人と私とで呑みに行ったときのことである。
飲み始めて2時間ほどで、私達は立派なよっぱらいと化していた。
いつもより少し速いペースである。
思えばこの日は、よく物の壊れる日だった。
まず、乾杯でジョッキが割れる。
酔いが回ってきた頃、ジョンがグラスを倒して割る。
こぼれた酒があつこにかかる。
怒ったあつこがジョンに酒をぶっかける。
ジョンとあつこの戦いが始まり、またグラスが割れる。
山ちゃんと亮介があおりまくり、もうやりたい放題である。
ついには店を追い出された。
ジョンとあつこはまだ喧嘩している。
止めに入る山ちゃん。
しらけた私は、3人を置き去りにし、えのと亮介を連れ別の店へGO。
そこで悲劇は起こる…。
呑みすぎ酔いつぶれた私は、1時間に復活しタバコを買いにコンビニへ。
レジへ向かった私は、定員の様子がおかしい事に気づいた。
なんと、彼は私の顔を見た瞬間
ふきだしたのだ。
なんて失礼な定員だろうか。
(シラコ)「タバコ1つください。」
肩を振るわせながら無言でタバコを取りに行く定員。
なんなんだ?
顔を触ってみるが何も付いていない。
(シラコ)「何か付いてます?」
(定員)「えっ!? いえ、何も…。」
なんだそのでかい”えっ!?”は!!
(定員)「ありがとうございました。」
釈然としないながらも店に帰ろうとするのだが、
すれ違う人々があきらかに私を見て笑っている。
発狂寸前の私は、店に帰るなり叫んだ。
「アタシなんか変!?」
ぶわっはっははは!!
なに!?なぜ大爆笑!?
「なんで笑ってんの!?」
「お、お前、鏡見てみろよ!」
!?
ダッシュでトイレに駆け込み鏡を覗くと…、
そこには顔中に落書きされた無残な私が映っていた。
なんだこれは!!
顔中マジックらしきもので描かれている。
どう見てもマッキーだ。
しかも、自慢の縦7cmの額には、
男の一物が描かれていたのだ。
コンビニの定員や、道ゆく人々が笑っていた理由がやっとわかった。
はっきり言えば、私は
チンコの落書きを見せびらかしながら歩いていたのである。
きっと、彼らは私が去った後、大爆笑していたことであろう。
しかし、こっちは笑い事ではない。
(私)「ふざけんな!誰だこれ!!」
「あははは、ウケるー!!」
(私)「お前ら…。」
「こいつバカだー!」
だめだ、話にならん。
しかし、その時、私は己の中のもう一人の自分を発見した。
こんなアホな落書きをされ、笑われている自分。
笑いのネタにされているアホな自分。
そんな自分がちょっぴりうれしい自分。
「あは、あはは、まいっか~。」
なにがどういいのかさっぱり解らない。
「あははははは…」
笑いが渦巻く中、私の怒りは渦に巻き込まれ消滅していき、
後にはバカづらで笑い転げる私達が残った…。
あの時の私に一言。
「どうでもいいから、さっさとマジック消せよ。」
と、言いたい。

