2024年1月1日16時10分、能登半島を震源とする地震が発生しました。
当日は元旦ということもあり、私は自坊で早朝から修正会というお勤めをしたり、挨拶に来て下さるご門徒への対応でバタバタ
バタバタのピークを過ぎ、最後のお一人をお迎えしたのが16時過ぎ。
突然、携帯から地震の警告音が鳴り響き、その直後、グラグラと。
治まったかなと思った時、さらに大きな揺れ。
それが能登半島地震でした。
幸い私やお寺や家族、周辺地域には大きな被害はありませんでしたが、揺れが大きかった地域の様子をテレビ越しに見、大変なことになったと改めて実感させられる日々となりました。
しばらく経って茨城の先輩から心配して下さる御連絡と、大丈夫ならば炊き出しに向かおうとのお声を掛けていただきました。
ちなみにその先輩は「NPO法人ボランティアネット」を立ち上げておられます。どうぞご覧下さい
最初に伺ったのは1月末、珠洲でした。当時、避難所となっていた蛸島小学校へ。
地震の影響で道が大変悪くヒヤヒヤしながらでしたが、なんとか目的地に着くことが出来ました。
それから輪島市門前町や皆月地区などへ何度か行っています。
これは炊き出しでラーメンを振る舞っている様子。
こちらは皆月地区から撮影した海岸の様子。地面が隆起した海の様子を間近で眺め、地震の大きさを改めて感じさせられました。
物理学者であった寺田寅彦は「天災は忘れた頃にやって来る」と常々おっしゃっておられたそうです。
出来るならばどんな天災にも遭いたくはありませんが、それは分かりません。
だからこそ防災と減災の意識を持つことが大切なんですね。
これからも炊き出しなどで被災された皆さんと関わっていければと思っています。
そのことを通して、日頃の周りの方との関わり方を考えさせられているこの頃です