(前編の続き)
「身も心も燃え上がるような恋」ドラマや映画で、ことさら強調されて、羨ましくなっちゃう。
特に十代、二十代前半、多くの男女は、永遠に続くかのように錯覚して、それを求めてしまうわね。
でもね、ほとんど、大抵は、破綻するの。
一体、何が起こっているのかというと、「五行」なの。
ここでも五行の法則があるわ。
前編の、五行の法則は、相性の話しで、
最大でも二割の人しか相性が合わない
後編は一人の彼氏・彼女、恋人という存在の中で、最大で二割しか好きになれる部分がない。そういう法則。
五行でいうと、恋人の二割だけが好きで、二割は嫌いなところ。
その状態を自然に受け入れられるなら、あまりに気にせず、うまくやっていけると思うの。
でもね、最初に恋愛感情が盛り上がってしまったら、嫌いな二割の部分も、大好きだと、錯覚してしまうわ。
最初、好きな理由だったのが、後から、別れる理由になったりするのよ。
「私の事を気にしてくれるのが嬉しい」から好きになったのに、
別れる理由が、「過干渉で、ウザイ」
優しくて好きなのが、優柔不断で頼りないになったりも。
好きなところが、逆転しちゃう。
目の前の相手が全部好き!という状態になると、「好き」が過剰化しがち。
そして「嫌い」が抑圧される。
「好き」が大きければ大きいほど、「嫌い」な部分を盲目状態にして、無意識化されてしまうの。
結果的に「好き」が落ち着いて、油断した途端に、反動がくる!
これヤバい状態。
それまでの「好き」によって執着してるから、突然、沸き上がる「嫌い」の反動に、心が抵抗して苦しんで、ボロボロになってしまうの。。。
この時、ハッキリと、相手のことを「嫌い」、という感情は、今までを否定する事になっしまうから、素直に、自分自身で認めることは難しいかも。
とにかく、相手が自分に対して、イヤなことばかりしてくると思いがちで、実際、コンプレックス、隠そうとしていたことを、徹底的に攻撃されてる感じ。
あなたが一番嫌がることをされる。
これが、深い関係性の中で起こる破壊!
そんな時は、ただ身を任せるしかないの。
過剰な「好き」の代償を、過剰な「嫌い」で精算して、バランスをとるための自然な流れだから。
そういう破局?修羅場?嵐をやりすごした後で、以前よりも深い信頼関係で結ばれていれば、いっそう強い結び付きができるわ。
もちろん、そのまま別れても失敗ではないわ。
お互い、大切な学びを得たことになるから。
まだ学生とか、年齢が若いとかで、いろんな価値観、経験の人たちとの交流経験が少ない。
そういう時期は、なかなか創造的な関係まで深まらずに、どちらかが逃げ出すことで、あっさり関係が終わりがち。
でも、それで、何回か繰り返して、もっと深い関係性を知る人もいるし、人によって、それぞれ成長や目覚めのペースは違ってよいもの。
彼氏・彼女ができれば幸せ!相手が幸せにしてくれる、と思っているなら、要注意。
その恋愛は、苦しみを生み出すわ。
お互いがそう思っているカップルは共依存。
幸せは、相手に関係なく、自分でなるもの。
幸せは、既に持っているの。
幸せは、なるものでなく、あるものだから。
そうは、言っても、恋愛の葛藤が多いのは、それだけドラマチックだし、遠回りしても、自分が望んでいる事なのよ。経験したくてね。
他人が自分を幸せにしてくれると思っていれば、ボロボロになるけど、それは、破壊されて、再生する経験がしたいのかもしれない。
とにかく大事なことは、私もあなたも、自分の全部が好かれることはない、ということ。
だったら、好かれようとしては、懸命に頑張るんじゃなくて、嫌われてもいいからと、自分を出した方が、ずっとラクで、結果的に、好かれるための近道になるわ。
あなたの短所が、好かれるのよ。
相手に対しても、最初は良いと思った部分が、後から嫌な部分に変わる。
最初に何も興味が湧かなかった部分が、後からジワジワ好きになる。
五行が頭の片隅にあると、おおらかになる。
一目惚れは、減ってくると思うけどね。
幻想が落ちていけば、相手の良いところを探して、相手からも魅力を引き出せる気がするの。
そうなれば、魅力溢れる豊かな自分として、楽しく生きていけるはずよ!
今回は、「五行」、恋人と2人間の関係で、せっかくだから活用してみよう!という話でした。
「絶対、うまく行くには、どうすればよいの~?」
という問いがありがちだから、答えるわね!
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一歩が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
一休宗純 (禅僧)
後になってみないと、わからないの。。。
やっぱり、前編と同じオチになるわ!