戦隊ヒーロー、仮面ライダー

善と悪について考えてる時、知人の事をふっと思い出したの。

夫婦でヲタク。旦那の方は美少女戦士が好きで、奥さんの方はデカレンジャーのジャスミンの追っかけ。

戦隊シリーズの中では異色で、ヒロインが2人いる。

イエロー*ジャスミン(木下あゆ美)
ピンク*ウメコ(菊池美香)

サブキャラ*スワン(石野真子)

当時、アイドルを起用しちゃったり人気が出て、バラエティ番組でも活躍してたんですよね。

2004年だから、今から17年前の作品、懐かしくて動画サーフィンしてたの。

趣味がオートバイだから、集まりにいくと、ヲタク(私も)がたくさん。

戦隊ヒーローや仮面ライダーに詳しい人もいて、いやいやながらウンチクを聞かされてた。

私も免許を取って、初めて新車で手に入れたホンダのVTR1000Fファイアーストーム。

(2001年作品)
仮面ライダーアギトの主人公、翔一くん(賀集利樹)の愛車と同じバイクに乗ってたから、テンション上がるわよ!


みんなバイクが好きだから、自分の愛車が活躍する番組に夢中になってヲタク化し、ますます一般人から浮いていくという現象も起きてました。

特捜戦隊デカレンジャーの動画見て、衝撃を受けたわ。

「こんな、やばい話だったのね~!」

(動画1分50秒)
 



「宇宙薬事法違反 及び 若返り薬製造目的の大量殺人の罪で極刑」

罪状がまずヤバいでしょ。「ア」で始まる若返り薬。誘拐、工場火災、大量逮捕。

今、裏ニュースで話題のアレよ。もうホット過ぎる!!

ゾッとするのが設定で、警察と裁判所が合体してるの。

一審、二審を省略し、宇宙最高裁判所の判決により、現場で死刑執行。

悪役の弁護士が入る余地が無いのよ。

物語の中では、主人公がしっかりしてるから問題ないけど、現実世界では司法が暴走して独裁国家へ向かうでしょ。

これを、幼少期から、疑問を持たずに「良し」として育つと、悪意ある法改正などに、全く気づけないでしまう。


他に衝撃的なのは、1980年と41年も前の作品で、

仮面ライダースーパー1

公開動画(第1話フル24分)
 


これは、バイク乗りから聞かされていたんだけど、仮面ライダー史上唯一、主人公のバイクが外国車。

ハーレー・ダビッドソン(アメリカ)

普通、スポンサーからバイクの提供あるので国産メーカーなのに、なぜか。

設定が凄くて、

「人に優しい vs 地球に優しい」

環境破壊で、地球のリミットが見えて、宇宙に移住する計画。

惑星開発用改造人間、初号機スーパー1


これって、今、政府が2050年までのムーンショット目標。ソサイエティ5.0がそのまま。

内閣府 公式HP
 


 




人間の不足能力を補うために、ロボットと融合させる遺伝子工学の研究真っ最中。

足を失って義足の人は、将来、ロボット足と合体して、ロボコップみたいなのを作ろうという計画。

そして、敵役は、人類のユートピアを作るために、能力の低い人間を大量に削減させたい。

ロックフェラーが出したロックステップ計画をイメージしたわ。

これ自体は、将来パンデミックを起こすので、その時、儲かる準備をしときましょう!と仲間内で会議なんだけど、人口減らしたいという意図は裏にあるのよ。



見方も敵も、人類の将来の為に考えた事。もう人類の小競り合いよ。

一方が地球脱出で、一方が間引きして数を調整。

2021年の現在を予言してるような設定に驚いたのよね。



戦隊ヒーローについて、考えてるけど、趣味的に細かい事はいらない。

あくまで、私の人生を豊かにするため、活用できる情報か?で主観的にいくわね。

イジメまではいかないんだけど、小学・中学時代に、私 vs 複数で、惨めな思いを経験したの。

その影響もあって、一人の怪人を5人で取り囲んでやっつける戦隊ヒーローは好きになれないの。

でも今回、この構図、一枚岩ではいかない、面白い問題提起。

巨大な力を持つ敵を倒すために、力を合わせるという発想。

もう戦争は、国家の上にいる支配層が、お金儲けの為に国同士、争うように仕掛けるのが理解できたから、従わない。

戦う必要が無いから、敵は存在しない。

「外国に攻め込まれて、日本が滅んだらどうするんですか?」という問いはありそうだけど、そんなの知らない。その時は、その時で。

滅んだら、滅んだで、結果がそうなんでしょ。もう考えて悩まない。

敵はいないので、力を合わせる必要が無いの。私にとっては。

敵・相手が、困難の多い大きな課題だった時は、会社ならプロジェクトチームが作られるのね。

チームが、全員、有志なら問題ない。楽しめる。

でも、外部、上層部の指示なら私はノーサンキュー。

会社に限らず、部活なんかでも、嫌いな人、合わない人がいて、我慢して我慢して、半年、一年たって、お互いの誤解がとけて、仲間意識、友情が出来て。

そういう経験、美談だけど、めんどくさいわ。

今はもうSNSで同じ方向の人と繋がれるんだから、いきなりドンピシャ、波長の合う、運命の人、運命の同志と繋がる方が良いもの。

わざわざ、自己犠牲を強いて、相手に合わせてチームを作る必要もない。

どちらを選ぶかなら、チームを組まないから、5人戦隊を組む必要はない。

気の合う人と一緒にいて、才能を提供しあって、夢中になってたら、気づいたら5人いた。

そういう運命路線を、私は選ぶわ。

政治を変えて、暮らしやすくするために、5人力を合わせて。。。もう無理です私。

2001年の9.11テロ(自作自演が濃厚)をきっかけにイラク戦争が起こったとき、暴走するアメリカに対して、国境を超えてネットワーク上の権力で対抗をする考え方があったのね。

アントニオ・ネグリとマイケル・ハートの共同著書「帝国」の中で「マルチチュード」という言葉があって、思想界でバズったの。
 



熱心な知人にずいぶん聞かされて、印象に残ってるの。

ずっと気に入ってる言葉「マルチチュード」

マルチチュードは「マルチ」+「エチュード」の造語なの。

マルチ=それぞれの個性、才能が、好き勝手してるようで、エチュード=有象無象が多きなうねりになる。

結果的に特定権力の支配を抑える。という思想。

アメリカ人でも、縄文的な考えができるんだって感動して、気に入ったの。

だから、5人で力を合わせる。という型にハマった組織論は、私には合わないわ。

合わないというのは、好きになれない、相性が悪いって事だから、その構図を利用する人達からは、そっと離れて距離を置く。

自立した個人が「力を貸しましょうか?」やってたら、気づいたら5人戦隊みたいな集まりになってて、結果的に大きな結果も出せました。

そんな、ノリが好き。

デカレンジャーから始まった、私の中の「善と悪」「光と闇」なんかの、対話が延々と続いて、メチャメチャ良い時間でしたよ。楽しかった。

深追いるすると「沼」にハマりそうだから、この辺で切り上げよっと。