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本田宗一郎 写真展ステートメント

(記録用に)本田宗一郎 写真展のステートメントをここに掲載しておきます。








今回『smokin'』『3時』『# FUCKING CITY』と3つのタイトルで展示を行なっています。(『smokin'』と『3時』はそれぞれ補完しあうひとつの展示として考えています。)

『smokin'』は生と死の「物語」です。姉の死というぼくの個人的な体験に基づいて構成していますが、固有名に満ちた私小説的な写真ではなく、誰もが自身に置き換えてみることができるものを目指しました。つまり、現実を撮るしかない写真において、あえてそのように物語を紡ぐことを試みたのです。(しかしながら、わかりやすい暗喩に満ちた<古めかしい物語>に過ぎないかもしれません。)
信仰を持たないぼくにとって「死」は未だ不可解なものです。姉と死別してから「喪失」と形容するしかない状態の空隙を自分の内に抱えています。(いったい「喪失」とは何だろう…? 部分的な記憶の喪失かもしれないし、ある種の感情の喪失なのかもしれない。何を喪失したのか?本当に何かを喪失したのか…?最早それすらもわからない。何か欠落した部分があることだけはたしかなのだけど…。)そのことでぼくはいまでも時々混乱してしまいます。感情のバランスがとれなくなり、自分のための、生きるための回路が必要になるのです。『smokin'』はそのためにこしらえた回路=物語のようなものです。
寂しく、また自閉的な物語かもしれませんが、共感していただける部分があれば嬉しいです。
少しでもぼくの思考/思想が、写真のセレクト から展示方法、写真の「表面」にまで表れていればいいのですが。

『3時』はぼくの友人たちのポートレートです。ぼくやぼくの友人たち以外の人にとってみれば、ありふれた普通の肖像写真かもしれません。たしかに、写真の持つ祝祭的側面を疑わずそのまま活かした私的なアルバムです。しかし同時にこの『3時』は『smokin'』と対になった/裏表の関係にある展示なのです。
むかし詩人が書いたように「生まれることは辛く 死ぬことは寂しい」のかもしれないですが、人生の様々な局面においてよろこびやかなしみを共有し共感しあえる存在が近くにあれば、それはとても幸せなことだと思います。
禅の言葉に「喫茶去」というものがあります。ぼくはこの言葉がとても好きです。「世の中の事象について意味を問うことも大事だが、お茶が出されたときには(その意味を問うことをするのではなく)素直にいただくことだ」という内容の言葉だと理解しています。ぼくは友人たちへの感謝の気持ちでこれらの写真を撮りました。禅の言葉に倣って「人生というのはちょっと地球で一服しているようなものだ」とうそぶいてみたいものです。いわばこの友人たちのポートレートは「一緒にお茶した記録なのだ」と。
ところで、いま何時ですかね…。もうすぐ3時ですか。じゃあ、ちょっと一服しませんか?

『# FUCKING CITY』は携帯電話で撮影した東京のラッシュアワーの風景です。撮影は2013年です。その頃は毎日満員電車に揺られながら仕事に通っていました。
お気付きかと思いますが、これらはスマートフォンの無音カメラアプリを使用して撮影しています。何がきっかけでこのような、迷惑防止条例違反ともとられかねないことを始めたのかは覚えていません。四六時中写真のことを考えていたので、一番身近な風景を撮ることにしたのでしょう。
撮影を終え、作品としてまとめた時点(2014年春)のステートメントを以下に掲載いたします。


 混雑する満員電車の車内でした。掌の中のスマートフォンのカメラ機能が立ち上がっていて、何かの拍子にシャッターボタンを押してしまったのです。画面には半径数十センチの風景が映っていました。数人の衣服がせめぎあったその小さな画像はどこか抽象表現主義の絵画のようでもありました。その新鮮な驚きに端を発し、ラッシュ時の電車通勤・通学風景をスマートフォンで継続的に撮影したのがこの作品です。電車の乗客にまつわる写真は過去にもあります。ウォーカー・エバンスから荒木経惟、瀬戸正人、近年ではマイケル・ウルフの仕事も知られています。それらはいずれも乗客の表情を捉えることを主眼としたポートレートです。ぼくの場合はポートレートではなく「風景」をめざしました。(『# FUCKING CITY』ステートメント2014)

いずれにせよ、これは立派な方には怒られてしまうような写真かもしれません。しかしまぎれもなく、東京に住む多くの人々が日常的に目にしている光景なのです。忘れずに言っておきたいのは、撮影者であるぼくも、観察者として悠々とカメラを構えていたわけではなく、乗客としてそこにいたということです。満員電車という非人間的な空間を怒りや憎しみに満ちた目で見ていたことを否定はしませんが、乗り合わせた人たちへの憐憫の情も持っていたつもりです。








以上がステートメントです。
写真のご購入のご相談、お仕事のご依頼はこちらまで。
(写真のモデルになっていただける方も探しています。)












雑誌

2月21日発売の雑誌「散歩の達人」3月号見た。暗室にいるぼくの写真も載ってた、、、。 




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散歩の達人、、、か。
なら、さしあたり森山大道さんだろうな。













無事終了しました!

本田宗一郎写真展、盛況のうちに無事終了いたしました!

ギャラリーの方も驚かれるほど、多くの方々に観ていただき、とても感激しております。

みなさんより、様々な感想やご意見を伺うことができ、貴重な経験をいたしました。

本当にありがとうございました。
次の展覧会のことをもう考え始めております。
今後ともよろしくお願いいたします!





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本日最終日です

いよいよ今日は「本田宗一郎 写真展」最終日。

新宿御苑前駅から徒歩3分。
19時までやっております!

まだの方はぜひ!
すでにいらした方も、二度見に来てくださいね!!

作品は販売もしております!

よろしくお願いいたします。







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パーティ無事終了!

昨日は個展会場にてパーティでした。
ご来場いただいたみなさんありがとうございました。
また、メッセージをくださった方々にも感謝いたします。

とても楽しい時間が過ごせました。
みなさん全員とゆっくりお話しがしたかったです。(やはりどうしても心残りはありますね、、、。)
また次にお会いした時にでも、昨日のことでもお話し出来ればと思います。

準備や仕切りが行き届いておらずすみませんでした。
みなさんのお助けがあり、なんとか無事に会を終えることが出来ました。
(特に、手伝いをしてくれた有実ちゃん、yukoちゃんに感謝です!)

展覧会は明日22日19時までやっております。
もしお近くにおこしの際はお茶を飲みにでもお立ち寄りいただければ嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

追伸:早めに帰られたみなさま、この写真に一緒に収まれず残念でした。次の機会には必ずや!


20150220

Soichiro HONDA Photo Exhibition

Soichiro HONDA Photo Exhibition [smokin'/3時]
@ Place M





[smokin']

About loss.
Compensating it by photographs randomly captured.
You can only overwrite the area by inventing the story.
This is the process for avoiding a malfunction of emotion.






[3時] 3時 -sanji it means 3 o'clock.

There are some people I wanted to see before leaving Tokyo.
To see is equal to take a photograph.

# FUCKING CITY is a series of photos
that I took in a crowded train as a passenger.



*


16-22 February 2015
0 p.m.-7 p.m.

@ Place M
Kindai building 3rd Floor,2-11,Shinjyuku 1 chome,Shinjyuku-ku,Tokyo
T 03.3341.6107






















嬉しい。

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会期中にこのつぼみが開くのだろうな。








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ありがとうございます!





本田宗一郎 写真展 始まりました!

本田宗一郎 写真展 「smokin' / 3時」 スタートいたしました。

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早速お客様がいらしてます。
ありがたい限りです。


■ 本田宗一郎 写真展 Soichiro HONDA Photo Exhibition 「smokin' / 3時」 2月16日(月)~2月22日(日)12:00~19:00  @Place M  東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F

*2/20(金)19時~ パーティーを開催します。お気軽にご参加ください。  参加費500円(ドリンク・軽食有)


Place M :本田宗一郎 Soichiro Honda [smokin’]




最終準備

さてさて。写真展はいよいよ明日から、今日は作品搬入です。

約100点の展示です。自信を持って展示します。
全部出しました。言い訳ゼロです。ぜひお越しください!



昨日いただいた奄美大島のたんかんを食べてから、最終準備をします。


■ 本田宗一郎 写真展 
Soichiro HONDA Photo Exhibition 

「smokin' / 3時」 
2月16日(月)~2月22日(日)12:00~19:00  
@Place M  東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F

*2/20(金)19時~ 
パーティーを開催します。お気軽にご参加ください。  
参加費500円(ドリンク・軽食有)

Place M 東京都新宿区新宿1-2-11近代ビル3階 TEL:03-3341-6107 mail:info@placem.com

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L'exposition des photos à Shinjyuku

Soichiro HONDA L'exposition des Photos [smokin'/3時]
à Place M





[smokin']

A propos de la perte.
Compenser par des photos qui ont été « prise ».
Juste récrire la zone en inventant des histoires.
Une méthode pour éviter toute défaillance de l'émotion.






[3時] 3時 -sanji ça veut dire 15 heures.

Avant de quitter Tokyo, je voulais revoir certaines personnes.
"Revoir" et "Photographier", c'était la même chose.

*Exposition simultanée des photos d'un train bondé 『# FUCKING CITY』 prises en tant que passager.



*


Du 16 au 22 Février 2015
12h-19h

à Place M
Kindai building 2ème étage,2-11,Shinjyuku 1 chome,Shinjyuku-ku,Tokyo
T 03.3341.6107