鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」と言う本を読みました。

 
この本の中には「ソフト老害」と言う言葉が出てくるのですが
 
上司の顔色を伺ったりや説明する面倒くささが勝って部下の提案をないがしろにするような人のことを指すみたいです。
 
私のように上司と部下に挟まれた中堅社員にありがちなことのようです。
 
最近の私を振り返ってみるとソフト老害だと言うことに気が付きました。
 
上司と部下の意見が食い違った時、その場を納めるために中間をとったり、両方の意見を混ぜたりすることがありました。
 
自分ではうまくまとめたつもりでも、よくよく考えてみると後輩の意見の「核」の部分がないがしろになっていました。
 
私は気付かないうちに上司寄りの意見を多く尊重したりしていたのです。
 
思えば10年近く前、自分たちが提案したことを上司が偉い人に報告して何の成果も得られずに帰ってきたことがありました。
 
この時は上司に対してかなり不平不満を吐いたものです。
 
部下の提案に対してきちんとした成果を上げることができない原因のひとつに、「私と部下の熱量が違う」と言うのがあると思います。
 
考えて提案している人はとても熱量があります。私は、意見を聞いて良いと思っただけです。自分で考えていないので上手く解釈できていない部分があったのです。そのため部下の意見の「核」の部分を見落としたのです。
 
「意見をしっかりと聞く」「自分の意見として作り替る」「核の部分が抜けていないか議論する」「チームの意見としてまとめる」と言うステップを踏むことが大事だと思いました。
 
 
参考本:仕事の辞め方