↓昨日は、卑弥呼について書きました。
200年頃の弥生時代。海外とのやりとりも盛んになってきたことから、漢字が輸入されます。
朝鮮半島を経由して、中国から漢字が伝わった。今まで文字を書けなかった日本人は、文字を覚えたため、歴史書などの記録もつけられ始めた。
学校では、このように習ったと思うが、漢字が伝わる前、本当に日本に文字は存在しなかったのだろうか?
古い神社や御朱印、土器などには神代文字と言うものが使われていたと言われている。
漢字が伝わる前に日本にも文字はあったのだ。
では、なぜ神代文字は使われなくなり漢字が普及したのだろうか?
中国やイタリア、モンゴルなどはユーラシア大陸と言う巨大な大陸に存在し、近隣の国との争いが絶えない。身を守るためには集団で武装することが大事だ。そして、勝てば広大な土地が手に入り豊かになる。
こうやって戦争を繰り広げ、多民族の戦闘集団が結成され、巨大な国を作っていった。
一方、日本は島国である。他国から攻められにくく、平和な時代を過ごしてきた。守る者も家族くらいであるため、少数の集団で生活している。つまり、家族間で通じる合図があれば良いため、文字が生まれても普及はし難いという背景があった。
しかし、中国と言う強大な国と取引するようになってからはそうもいかなくなる。
取引するためには共通の文字も必要になってくる。
そのため、漢字を使う人が増え普及したのだと考えられる。
日本は、中国より劣った国なわけではない。
平和な国であったこと。他国で使っている漢字と言う文字をすぐに取得する高い知能を持っていた。と言うことを覚えておこう。
参考本:ビジュアル百科天皇125代の歴史
参考本:歴代天皇辞典
参考本:日本建国史