短編「ロードムービー」を読みました。同名の短編集「ロードムービー」に収録されている一編です。
この短編集はデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフに当たる作品で、どの編も何らかの形で、「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物が関わっているようです。
で、その一編、「ロードムービー」は小学生二人の家出を扱った話です。約140ページくらいの短い話でしたが、家出の経過とその過去が交互に配置され、少しずつ事情が明かされていくので、あっさりしすぎず、読み応えがありました。やはり長編と短編でそれぞれ、長いゆえの飽きや、短いゆえの物足りなさなどを感じさせない工夫をしているのかな、と思いました。
個人的には家出の理由が素敵で良かったです。ちょっとしたオチもついていて、スピンオフらしいオチかなと思いました。「冷たい校舎の時は止まる」で語られなかったその後の登場人物の関係も描かれていて、気になっていた人にはお勧めかと思います。
収録されている他の話も読んでみようと思います。
