バマガの郵便局留めで送ってた、サックスとビデオをGET。
TOPへ向けてライダー達より2時間先にGo.


しかしTOP手前4kmでパンク。


タイヤとチューブの間に入れるパンクをガードする特殊素材(ケブラー)がズタボロになり、チューブを逆に傷付け、穴が開いてしまった。
通常では考えられないトラブル。
永遠と続くコルゲーションと重たい荷物が原因で、悲鳴を上げていたんだろう。
やはり過酷な旅だった。
しかしあとたったの4kmなのに・・・

そしてTOPケープヨークに着く。
ここを目指していたのだ。
すげーすげー嬉しい。
友人達と日本酒とワインで乾杯。
そしてオーストラリア最北端でサックスを吹く。
めちゃめちゃ気持ち良い。
サックスを吹き終わり、感極まった状態を写真に収める。
この時の自分は、
「く~っ、俺って格好良すぎ!」
とナルシストの世界に浸っている。
どんなに辛い時でも
「うぉぉぉぉっ、やってらんねェ。でも頑張っている今の俺って格好いーんじゃねーのか。いや、ぜってーカッコイイってば。むふっ
と考える。そう思えば何だって超えられる。
そう、俺はナルシスト。
旅なんて自己満足の世界。
自分が満足してりゃー旅なんてある意味で成功だ。
あー俺って格好良過ぎ。
旅は大成功。
俺は植村直己様のようなBIGな器ではないんで、こーゆー時、謙虚な気持ちにはなれません。
すんません。旅に出ても全然成長していません。


酔払ったまま泥だらけでセイシアのテント場へ戻る。


テント場では、拍手を受け、最高の気分に浸る。

夜になり、キャンプ場でサックスを演奏した。


みんながじっと聞いてくれる。最高の気分だ。


俺のサックスの腕はたいしたことはない。
はっきり言って、へタッピだ。
なぜサックスを持つのかって?
それは、むちゃくちゃカッコイイからだ!
腕はヘタだが、みんな熱心に聞いてくれる。
オーストラリアの最北端で、外人にサックスを聞かせるなんて、最高にカッコイイゼ!!
この夜は、最高の気分に浸ってグッスリ寝た。

しかし、翌日ショックな出来事が・・・