今回は最近質問に多かった
「どうやったら、良い本や良い人達と次々に出会えるのか?」
にお答えしたいと思います。

このタイミングで、このテーマを書きたくなったのは
今からちょうど2年前に、本田健さんと出会ったからです。
(本田健さんの最新刊はココ

彼に出会ったことで、僕は大きな影響を受けました。
出会うまでの経緯をお話ししたいと思います。
(よく言われるのですが、同じ苗字ですが兄弟ではありません・笑)


本田健さんと出会う2ヶ月ほど前、僕はフォトリーディングと言う速読セミナーに参加しました。

当時、とにかく沢山の本を読みたいと思っていた僕は、「速読」と言う言葉にとてもひきつけられたのです。

フォトリーディングでは、たくさんの事を学びましたが、中でも凄く気に入ったのは

『脳ミソは検索エンジンと同じ構造』

というお話しでした。


ちょっと例を出しますね。


僕は、新聞を開いて記事を読んだ時、
『オーストラリア』と言う単語が目に飛び込んできます。

反対に、『シンガポール』とか『フランス』と言う単語が新聞に書いてあっても、まったく飛び込んできません。

『西オーストラリア州のブルームと言う街で、カンガルーがレストランの中に飛び込んできた。』なんて言う小さな記事もしっかり読んで、覚えていたりします。

だけれども、シンガポールの政権が変わったり、フランスで大規模なストライキが起きても、あまり気に留めません。


さてそれは、なぜでしょう?


人はそれぞれ、アタマの中に検索エンジンを持っています。

どう言う事かっていうと、人間の頭の中には、ヤフーのような検索エンジンがあるんです。

検索エンジンは、キーワードを入れると、膨大な情報の中からたちまちキーワードと関連した情報を導きだしてくれます。

脳ミソも同じ構造です。
自分の脳の中に、検索キーワードを入れると、次々に関連した情報を引き寄せてくれます。

オーストラリアに長く居た僕は、頭の中に、『オーストラリア』と言う単語が、検索エンジンのキーワードとして入っています。

だから、『オーストラリア』に関する情報が次々に飛び込んできます。
新聞だけでなく、テレビや雑誌、ホームページ、クチコミ、ありとあらゆる場所から、オーストラリアに関連した情報が飛び込んできます。

ところが『シンガポール』や『フランス』は、僕の頭に検索キーワードとして入っていないので、どんなに『シンガポール』や『フランス』の詳しい情報が目の前にやってきても、全く気にも留めません。
そして、記憶に残ることも少ないです。

新聞はきっと、オーストラリア1国の情報よりも、『シンガポール+フランス』2国の情報の方が多いと思います。
それでも、僕の頭には、「オーストラリア」の情報が多く入って来るし、オーストラリアの記事の方が多いと感じます。

周りにどれだけ無数に情報があっても、自分の頭の中にキーワードを入れないと検索エンジンは働きません。
だからキーワードが無いと、情報は頭の中に入り難いんですよね。

キーワードを持つことは、凄く重要です。
ですので、本を読む前に、『キーワード』を入れておきます。

なんでこの本を読むのかな?
この本から得たい事は、えっと、○○だなぁ。

と、○○を埋めるのです。

それから読書をすると、○○に関する情報が次々に入ってきて理解度が深まります。

「あの本読んだけど、何言ってたかなぁ~」って事が少なくなります。


これが、フォトリーディングで習う一部のスキルです。
他にもびっくりするような多くのことを学べますが、
今お伝えした事は、すぐに使えると思いますので、
是非試してみて下さいね。


「本田健さんとの出会いと、速読と何の関係が?」と思っている方も、いらっしゃるかもしれませんね。
実は、この速読のスキルは、情報や本だけでなく人も引き寄せると、ひらめいたのです。

僕はフォトリーディングについて学んだ時、
『本に出来るってことは、人にも出来るんじゃないかなぁ?』
と思ってしまったわけです。

キーワードをアタマに入れて本屋へ行くと、次々に関連した本を発見できました。

じゃぁ、本屋へは行かずに、人に会いに行けば良いんだと思うようになりました。

情報源を本だけにはせず、人から・・・と言う感じにしてみました。

「僕はいったい、今、何が欲しいんだろう!?」

と考え、キーワードを見つけ、キーワードの答え探しにたくさんの人と出会って行きました。

キーワードを持ち始めたら、ただ何となく本屋さんに入らなくなったように、ただ何となく人と会うことはしなくなりました。

とにかく『このキーワードが知りたい!』と思いながら、人と会うようにしました。

これを僕は「人間フォトリーディング」と命名しました(笑)

するとね、キーワードに関連した人を次々に引き寄せるんです。
そして人と会ったら、早速質問を投げかけます。

僕の検索エンジンでは見つからないコトでも、他人の検索エンジンつまり、僕のアタマでダメなら、他の人のアタマを使うことによって、色んな答えを見つけるコトができました。

それまでは、
「あぁぁぁ、この事が分んないやぁ」
と思うと、凹んだモノですが、このコトに気付いた後は

「わからんってコトは、キーワードが見つかったってコトだ!
また新しい答えと、出会いがあるぞぉぉ」
とワクワクできるようになりました。


経営者の集まりが会った時です。
『僕はセミリタイアしたいんです』と言うことを大々的に話していました(笑)

その頃、本業を少しずつ手放してはいたものの、まだ完璧にはセミリタイヤしていませんでした。

僕は、もっと自由に生きる人生を選びたいと切望していたので、
『セミリタイヤの秘訣を知りたい』というキーワードを持ってました。

ところが、その経営者の集まりに答えを持つ人はいませんでした。
なぜなら殆どの方が、経営の第一線で活躍されてる方ばかりだったからです。
(そんな中で、セミリタイアなんて言うのは度胸がいりました・笑)

ところが、その場にいらっしゃった山口さんと言う方が、2ヵ月後、本田健さんを紹介してくれたのです。

『なんか、おもろそうな人がおるんやけど、興味あると思うんや。
一緒に会いにいかへんかぁ?』
と誘ってくれたのです。

それが、本田健さんと出会うキッカケでした。

さて、出会ってから僕は
「この本田健さんは、どんなキーワードが欲しいんだろう」
と考えてみました。

そして、メールを送り
「あなたのキーワードはコレですね。僕がお手伝いしましょう。」
と提案したのです。

相手の人が望んでいることを、察知して提案し、実行すると
とても良い関係が保てます。

自分のキーワードを見る練習をしていれば、相手のキーワードも
見つけることが出来るでしょう。(相手も同じ人間です)

それは、難しいことではありません。

秀吉が、信長のぞうりを温めて出世したストーリーはあまりにも有名です。

検索エンジンは、一度キーワードを入れてしまうと
しばらく勝手に動いてくれます。

僕は、オーストラリアから帰国して6年になりますが、いまだに「オーストラリア」というキーワードが入っています。

僕は山口さんの頭の中に「セミリタイヤ」と言うキーワードを入れてしまい、僕のかわりに、2ヶ月間、ずっと探して頂いたことになります。

お陰で、自分だけでは叶うことの出来なかった出会いに恵まれました。

キーワードを入れるときに、少しコツがあります。

センスの良いキーワードを入れると、良い本、良い情報、良い人をどんどん引寄せます。

たとえば「起業したい」と言うキーワードを入れるとします。
すると、起業に関する情報が次々にやってきます。

でもセンスの良い人は「起業して自由な時間とお金が欲しい」
というキーワードを入れます。
ほんのちょっと、自分に正直に欲をかいてしまうのです(笑)

でも、人間、意外と欲をかけないものです。
「起業して、何とか食って行けるようになるぞぉぉ」なんて
うっかり言ってしまうものです。

うっかり言ってしまうと、「起業して何とか食っていける程度」の情報や人脈、本等を次々と引寄せてしまいます。

ほんの些細なことかもしれませんが、結果は大きな違いとなってしまいます。

とは言え、あまりにも大きな欲を言うとダメみたいです。

「起業して3ヵ月後には月収3千万円だぞ!うをーっ!」
とキーワードに入れたつもりでも、同時に

「でも無理だぁぁぁ」

と無意識のうちにキーワードに入れてしまいます(笑)

キーワードを入れる時はホンのちょっとの背伸びが良いかと思います。
クリアしたらまた、新しいキーワードを入れれば良いだけのことです。

このたくさんの気付きがあったフォトリーディングのセミナーを
受けた時、なんと『山口さん』の奥さんも参加されていました。

後でご夫婦だと知ってビックリしたのですが、面白い偶然です。

山口さんの奥さん(佐貴子さん)は、フォトリーディングの面白さにハマり、フォトリーディングの講師になってしまいました。

山口さん夫妻は、ご夫婦共に、それぞれ会社を経営していて、こだわりの商品を販売されています。
(よくマスコミの取材も受けてらっしゃるので、ご存知の方も多いでしょう)

本田健さんの著書『大好きなことをしてお金持ちになる 』にも、山口さん夫妻のことが紹介されています。


佐貴子さんは、ご自分の会社を経営しながらも、フォトリーディングの面白さを伝えようと、気が向いた時にセミナーを開いています。
興味のある方は、下記URLを参照して下さい。
http://www.sakiko-y.com

11月と1月の佐貴子さんのセミナーで、僕は人間フォトリの話(良い本や良い人と出会うコツについて)を10分程話す予定です。
折角ですので、話す内容の一部を、メルマガ読者の皆さんにお伝えしてみました。

皆さんも、少しキーワードについて考えてみて下さいね。

では、次号もお楽しみに!!