カルグーリーの街のスーパーで買い物をし、食料をローリナへ送る。
10日前後で目標のゴール、クック駅に到着する予定だが、10日分+予備3日分の食料を自転車に積むのは物理的に不可能だ。
5日後には着くであろう、ローリナは、丁度中間地点だ。
ここに食料をデポジットする。

さてツアーだと宿に戻ると「あ~ごめーん。今日ツアー休みだったの。だから明日やってく?」と言う。
それだともう時間が無い。
土曜日にクックに着きたい。
土曜の昼にインディアンパシフィック号の上下線がクックにやってくる。
それを見たいし、クックのパブは金、土の夜のみやっていて是非そのパブで呑みたい。
クックのパブでビールを飲み干し、大声で「ようこそここへ~クッククック♪」と歌うのが夢なのだ。
だから「時間ないからやらない。それじゃぁ今チェックアウトするよ。今日の1泊分返金してもらえませんか?」
「ダメ。チェックアウトの時間は過ぎた。」
「えぇ2時間も過ぎてないでしょう。それにツアーやらないなら泊まる意味が無い。もう出るから返金してょ。」
「それはあなたの都合。ダメ」
「つーかさ、あんたがちゃんとツアーの案内をしないからだろ?俺に責任があるって言うのか?」
「まぁ、何を言っても一度もらったものは返さないわ。」
くそっ!このドケチめ!!
1時間交渉したがダメだった。
仕方がね~、もう一泊してやっか。
気分を悪くしたまま部屋に戻るとベッドの上に置いていたペットボトル5本が無い。
このペットボトルは友人が日本から来る際、頼んで持ってきてもらったものだ。
日本のペットボトルは1.5リットル。オーストラリアのペットボトルは1.25リットル。
出来るだけ多く水を運びたいので、日本製のペットボトルが必要なのだ。
おばちゃんに聞くと「ゴミだと思って捨てた」
必死でゴミ箱をあさった。
出発はごたごたして遅れてしまった。
しかし、こうもトラブルが続くというのは、行くなということなのだろうか・・・
いや、俺は漢だ!この程度では凹んでらんねぇぜ!!