前回の記事に引き続き
オーラルデオドラントの取り組みについてです。
ほんだ歯科では、日々口臭治療と、その普及、研究に勤しんでいます。
さて、皆さんは、口臭治療の中で、口臭ってどうやって消しているかご存知ですか?
口臭を消すと一言で言っても、たくさんの方法があります。
大きく分けると、根本療法と、対処療法です。
根本療法は、患者さん自ら、日々の生活や、食事、口腔ケアの方法など、習慣を改善して、口臭が起こりにくい環境を作っていくことです。
対処療法は、お口の環境を整えることを手助けしてくれる道具を使ったり、臭いを消す製品を使ったり、、、
とりあえず、道具を使って臭いを消すことです。
今回は、対処療法の中でも、もっとも臭いが消える方法を紹介します。
ほんだ式口臭治療では、二酸化塩素製剤というのを使います。
二酸化塩素って聞くと、何かすごい危なそうに聞こえるかもしれませんが、
水道の消毒に使われていたり、水や食べ物の消毒など、日常生活の多様な場面で使われていて、安全なものです。
さて、二酸化塩素の消臭は
①酸素を唾液の中に供給することで、嫌な匂いを発するバイキンの活動を抑えて、臭いが出ないようにする
②臭いが発生しても、臭いにすぐにひっついて、分解する
③お口の中の臭いの原因になる汚れなどにくっついて、分解する
このように、臭いの発生をそもそも防いで、さらに、臭いが発生しても、分解、回収することで、無臭を実現しています。
さらに、ほんだ式口臭治療を行っているクリニック(EBAC)では、EBオーラルリンスという製品を使っています。
この製品は、浸透圧と言って、粘膜に浸透する力があるので、長時間作用します。
約12時間効果は持続しますので、朝晩の2回の使用で、1日の無臭を作ることができます。
口臭ケア製品というのは、たくさんの種類がありますが、ほんだ式口臭治療で行うことは、マスキングではなく、無臭を作ることです。
一般的な洗口液は、口の中から成分がなくなる、概ね2時間程度で効果が切れますが、
浸透圧のあるEBオーラルリンスはとても長時間効果があります(特許技術)
次に続く
