こんにちは。
今日は、腸内フローラ移植学会に行ってきました。
なんで歯医者なのに、腸の学会??って思いますよね。。。
意外と知られていませんが、お口は、人間の一番最初の消化器官です。
口から始まり、食道、胃、、小腸、大腸、と消化器は一つにつながっているのです。
そして、腸内細菌は全身にとっても影響を与えるということが、近年わかってきました。
本日のメインの発表も、自閉症の子供に対して、腸内細菌バランスを変えるように菌移植すると、
自閉症が改善していく、という内容でした。
一見関係ないことに思えますが、腸内細菌のバランスというものは、全身の健康や、心、脳にも影響を与える可能性があり、
これからさらに研究されていく内容だと思います。
さて、では、歯医者にとって、どんな関係があるかということですが、
ほんだ歯科では、口臭治療を専門におこなっておりますが、患者さんは多かれ少なかれ、
精神面の問題を抱えていることが多いです。
また、自律神経のバランスを崩している方も多いです。
もちろん、このようなケースに対して、認知行動療法で改善させていくことが多いですが、
中には、それだけではなく、漢方医や、精神科と協力して治療を行うケースもあります。
今後の可能性として、腸内細菌の環境を整えることが、口臭の悩みを改善する可能性も十分あると思います。
また、口臭治療の一環として、Streptococcus salivarius.K12菌のプロバイオティクスをおこなっています。
口腔内細菌のバランスを整えることが、腸内細菌のバランスを整える。
つまり、消化器の入り口である口を整えることが、消化器の最後にある腸内を整えることにつながり、
全身の健康やメンタルの不調も治せる可能性があるんですよね。
まだまだ、これから研究されていく分野とは思いますが、
医科だけではなく、歯科にとっても、新しい世界が広がっていく、そう感じる1日でした。
このように、口臭治療を研究していると、口だけで止まらず、全身に関係する色々な知識が必要になってきます。
水素療法などをはじめとする、先制医療もほんだ歯科では用意していますので、
興味のある方は一度来院して見てくださいね。
