弊社社長は、植物に対してよくこう申します。
「無の世界から生まれて、芽を出し、茎を伸ばし、
こうして葉や花をつけるんです。無からですよ。」
この世に生きとし生ける全ての命を尊び、慈しむ心を持つ
本当に社長らしい言葉です。
そして、むろん植物だけではなく、
この世に存在する生命はすべて「無」から生まれ、
いわゆる「文明の利器」も
人が「無」から生み出したのだと思っています。
わたくしどもの仕事は【塑性加工】です。
それは「無」の世界から始まります。
何のへんてつもない、「無」の材料。
ただの平たい「無」の板。
技(わざ)と術(すべ)がそそぎこまれ、「無」が「有」に変わっていく。
このように「無」から「有」に変わるゆく製品と
ひたむきに向き合うわたくしどもは、
製品から多くの学びをもらい、日々技(わざ)と術(すべ)を磨いています。
そしてまた、わたくしどもは「技(わざ)と術(すべ)の川」を流れる
石であると思っています。
その川を流れ転がりながら、技と術は磨かれ
磨かれることにより、自らの力で輝きを身に付けていくのです。
わたくしどもはその輝きこそが「スキル」であると思っています。
そして、磨かれ輝くその石は必ず誰かのお目に留まり、
必ず手に取っていただけると信じています。
これからも「無」から「有」の世界で「技(わざ)と術(すべ)」を磨き続け、
輝きを増しながらこの道を歩んでいきたいと思っています。
そして、わたくしどもの仕事が一人でも多くの方のお目に留まり、
手に取っていただける事を切に願い、
「信頼を勝ち得る製品造り」続けます。