酸ヶ湯と言えば歴史ある温泉地、ゆったり湯治をするには最高の場所でしょう。

ですが今回はいわゆる温泉地ではなく、火山活動の恩恵を温泉の他にご紹介します。

とは言え、それほど長い散策でもなく、近い距離に見どころが集まっているので湯治中に歩いてみるのもいいかもしれません。

温泉地から歩いて行けるほど近く、まずは地獄沼という大きな沼があります。

もちろんただの沼ではなく90℃のお湯が沸く地獄のような沼です。

さらにそこは深く底なし沼と揶揄されるほどだとか…

間違っても中に入ろうとはしないでください。

ちなみに河口の方、流れ出るあたりの沼を触ってみましたが熱くもなく冷たくもなく…

何とも言えない温度でしたが触った手のほうがサラサラになってびっくりしました。

そこから道路を挟みすぐ、賽の河原があります。

つい先日も積丹の西の河原に行きましたが、こちらはそれほど広いわけではありません。

しかし地面からシューッ!ブツブツブツブツ!とガスが噴き出す音と湯の沸騰する様子がまさに地獄の様相。

悪いことしたら、こちらの場所のような所にに送られそうです(笑)

さらに歩くとまんじゅうふかし、と面白い名前の看板がついた東屋があります。

なんとここはベンチの下に沸き立つ蒸気が通してあり、座るととっても温かい!

しかも地獄沼から賽の河原の脇を流れてきた川を眺めているとなんだかとても癒されます。

お尻を温めながら休憩していると「まんじゅうふかし」という名前の意味もよく分かりなんだか笑ってしまいました。

非日常感のある光景の連続なので、近くに来たら地獄の入り口をぜひ覗いてみてください。