畑作業が快適な季節になりましたね | ホンダウォークの修理ブログ

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ホンダウォークのサービスマンがお客様のために日々修理、整備に奮闘している日記です。

冬野菜の準備で耕運機が活躍する季節が来ました。


そんな中、「最初は調子イイけど、そのうち止まってしまうんだよね」って故障が時々あります。

原因は色々ありますが、結構見過ごされがちなのが燃料タンクキャップの不具合なんです。

これはF220「こまめ」のタンク。


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燃料タンクキャップにはガソリンタンク内の燃料が減った分と同じ体積の空気をタンクへ導く通路があるんです。


もし、燃料タンクが密閉されてたら燃料が減るとタンクの中が負圧になり、キャブレターにガソリンが落ちて行かなくなります。

そこで必要なのがタンク内を負圧にならない様にする通路なんです。


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タンクキャップを外すと裏側にはゴム製の部品が付いています。

よく見ると真中に「穴」があいてるんです。


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分解するとこんな感じです。


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ゴム部品の真中には穴があって左右の切りカキの部分から外の空気を通します。

逆に、炎天下などでタンク内の圧力が高くなった時は外に圧力を逃がします。


ホコリやゴミでこの通路が詰まるとエンジンが調子悪くなるんです、それも時間差攻撃で!


そんな時、キャップを緩めると調子が復活すればたぶんコレでしょう。