来季のエンジン1号機 | 北折 淳の鈴鹿8耐挑戦記!「マコブロ」

来季のエンジン1号機

完成致しました!!

新型エンジンのメンテナンスは初めてだったので、かなり慎重に作業を進めた為、時間がかかってしまいましたアセアセ

特にシリンダーヘッドは、細かい部品が多く構成されており、バルブまわりのメンテナンスには手間も体力も、そして神経も消費しますゲローゲローゲロー

バルブのシートカットや擦り合わせは、毎度筋肉痛にもなりますが…手も痛めやすいですゲッソリ

その為、この様にグリップなどを付けておかないと、すぐに手が殺られちゃいますガーン
不要になったオフ車のグリップを切って穴明けて、露出している鉄の棒を埋めちゃいますウインク

サービスマニュアルには、4~5kgの力で…と書いてあります。

分かるかっ足
体重計の上でやればいいのか!!

擦り合わせのスローモーションポーンです。
個人的興味ニヤニヤ
昔、センパイから教えて貰った方法を基に、日々鍛練を重ねていますが…まだまだですチーン

バルブをこすり合わせると同時に、一定に回転させながら均一に擦り合わせる必要があります。

同じ場所で擦るだけでは、編摩耗してしまいますからねウインク


こういった作業を経て、ようやく組立作業に進めるのです上差し

苦労してるでしょう??

もちろん、これだけではない!
という方もいるでしょうし、こんな作業要らない!
という方もいるでしょう。

更に組立て後には、仕上げにバルブタイミングの測定があります。(HRCマニュアル参照上差し)
MFJのST1000レギュレーションでは、カムスプロケ加工、バルタイ調整が許されていますが、FIM世界耐久のSSTでは加工は出来ません。

レギュレーションで出来る範疇を、しっかりと把握しておくことも重要です真顔

アレコレ色々とやっていますが、
結局のところ…



自己満足ですパー



出来るならやれば良い。出来ないなら努力すべき。やりたくなければ、やらなければ良い。ただ、それだけですウインク


2020年はコロナウィルスによって出鼻を挫かれ、レースも仕事も、身の回り全ての環境が変わる年になりました。

流行りのことば?を借りるならば、“New normal”となる新たな環境において、全力を出す。
これしかありません。

レースのレギュレーションも年々厳しくなるばかりですが…(緩くなることは、まず無い)
それでも走り続けている、上を目指して努力を重ねているワケです。

この新たな環境、状況にも臨機応変、順応できれば、相も変わらず、レースは続くでしょうし、
当然、何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならないでしょう真顔





2020年もあとわずか、1日半。
今年の汚れを落としきった所で…

今年も皆さんの応援、誠にありがとうございました!!

どうぞ、良い年をお迎え下さいキラキラキラキラ




また、こんな綺麗な鈴鹿8耐を走れることを祈っていますキラキラ