九州ロードレース選手権最終戦ー予選・決勝結果ー
予選は人生初ポールポジションから、決勝も競り勝って優勝できました
学生時代に鈴鹿GP125で勝って以来となる優勝だったと思います
台風が近づく中、半ば中止も仕方ない…と思っていたけど、霧も何とか持ち直して、レースを終えることが出来ました
土曜日から振り返ると、ず~っと雨でしたが、こんなにも雨を走り込んだのは初めてです
お陰で苦手意識のあったレインコンディションを、色々なセッティングを試しながら、かなり良い形で締めくくることが出来ました。
土曜日の練習までは、チームメイトの拓海にリードされていましたが、雨量が減った日曜日の予選では優位に立てました。
セッティングの煮詰めによる差が出てきたのか
どうやら思うような走りが出来ていない様子でした。
今回は自分も彼もライダーで、チームメイトでありライバルですから、もちろん聞かれればアドバイスはするけど、あえてのおセッカイは無しで臨みました
拓海をサポートするのは同期の周平に、新人の優太くん。
それなりに経験のある組み合わせだけど、コンディションが難しいだけに、手探り状態でのセットアップに苦戦していた印象。
加えて3週間前のシェイクダウンからマイナートラブルであったり、天候不良による練習不足で、ほぼぶっつけ本番でのレース。
1年掛けて準備したって失敗するレースの世界ですから、準備不足が最後まで足を引っ張った結果でしょうか。
対して自分は、夏休みも走り込んで、全日本オートポリスにも参戦、それなり出来上がったマシンに跨がっています。
当然の結果ではありますが、ライバル不在でのレース…みっともない結果は出せない、出したくないというプレッシャーは少なからずありました
スタートでは初めてローンチコントロールを試しましたが、しっかりと成功シャッ
ホールショットでレーススタート出来ました。
路面コンディションは予選とほぼ同じ。雨はほぼ止んで、10周のレースではどんどん乾いてゆきます。
意外にも早いタイミングでレースが動きます。オープニングラップの第2ヘアピンで拓海にパスされると、少し差を付けられてしまいました。
もちろん想定していたので、食らいつこうと見失わないようにペースを保ちます。
前半区間は彼が速く、後半の下りから登り区間では自分に分がありました
後半区間でパッシングすれば、勝負は決まると思ったので、じっくり粘りました。
ところがこれまた意外にも、7周目の最終コーナー前の右で、拓海が少しはらんだ隙に入ることが出来ました
まだ2周もあるんで、どこで抜き返されるかと内心ハラハラ…しながらも全力で走りました
少し、1コーナーでハイサイドしかけました…
その後、周回遅れをうまくかわせたことで、その差は確実なものになっていたようです。
勝負あったり
かと思いきや…
不意打ちとは卑怯なり
スパイダーマンばりのアクションで、年齢の差を感じさせられた瞬間でございます。
色んな意味で
応援いただいたみなさん、ありがとうございました
これからまた楽しくなりそうです