8月下旬にPETCTとMRIを受けて、9月上旬に結果を聞きに行きました。入院前の最後の診察です。
舌の切除範囲について話し合うことになっていました。
先生「たくさん検査を受けていただきありがとうございます。検査大変でしたよね。」
いつも丁寧な先生です🙇♂️
◉検査結果
PETCT・MRI共に舌根部に舌癌再発の所見あり
PETでは舌根部が光っており、MRIでは同じところがはっきりと白く写ってました。
病理で癌が指摘されたのは前方の舌縁部です。場所が違います。舌根部は生検で正常な組織であることが確認されています。
petctでは生検した傷跡が光ると先生が言っていました。
また舌根の方は生検で組織を大きく取ったので大きな瘢痕になってます。
「舌根の瘢痕部分を癌として指摘してるということですか?」
先生「はい、瘢痕もMRIで白く写るので、指摘箇所はおそらく生検部分だと思います。
問題ないとは思うんですが、 MRIとPETの両方から指摘を受けているので無視することもできないのと、さんが元々違和感があると気にされていた箇所でなので、今回の手術で改めて病理に出した方がいいと思います。
またMRIでは生検で癌が出た前方あたりに白い影があるように見えます。そこを踏まえて手術範囲を決めたいと思います」
読影医からは前方の影についての指摘はされていません。MRIの画像を見ても私には何のことかわかりませんでした。
先生「切除範囲はヨード染液で染めて異形成があるところ(不染帯)から5ミリのマージンで取ります。
舌の前方の癌が出たあたりは深さ8ミリで、白い影のあたりも取っていきます。舌の4分の1程度切除することになります。舌根部は上皮のみ切除します。術中迅速病理診断で高度異形成以上が出たらその場で追加切除します。」
「4分の1ですか?!」
そこまで取られることを想定していなかかったため動揺しました。席から立ち上がってMRIの画像をかじりついて見ていました。
先生「一般的には癌が出たところから1センチマージンで取ることが推奨されています。深さについては1センチでは取りすぎになるので8ミリと判断しました。
上皮だけで4から5ミリで、そこから数ミリ筋肉層を取ります。きっちり測って取るわけではないし、実際には手術の時に触って決めますので、そんなに取るかもわからないです。
でも舌は半分とったとしても機能的には大丈夫なので、4分の1はそんなに問題になる大きさじゃないです!話すづらさは少し出るかもしれませんが…しっかり取って安心できた方がいいですよね!?」
前回の診察の時に、先生は筋肉層まで取らなくていいと言っていました。それに対して私が、硬いところがあるけど上皮だけでいいのか?再発したくない、しっかり取ってほしいと希望を伝えました。
深部の切除範囲は、硬いところがあれば深くなるし、柔らかければ浅くなります。
先生は、生検で見つかった癌がとても小さかったため、切除範囲をどうするかとても悩んでいました。「どこまでとるか難しいですよね…。どうしましょうかね。」と何度も言っていました。
なるほど…判断が難しいのはよくわかりました。
「セカンドオピニオンお願いします!」
もう考えるよりも先に言葉が出ていました。