再発の記録を少しずつ書いていきます
自分のための備忘録も兼ねて
6年前の左舌手術の切除瘢痕の一部が今年に入ってから食事の時にしみるようになりました。
辛いものや生のトマトが特にしみるため、それらの食べ物を避けるようになっていました。
指で触ってもそんなに痛くはないけど、綿棒で触れるとチクッと痛みが走りました。日によって痛みの強さは違うようでした。見た目は少し赤くなっていました。
また同じ時期から左舌根部の下の方が口内炎を繰り返してその部分が硬くなっていました。奥は日常的にしみたり痛みはないけど、口内炎になるとその都度気になっていました。
2月と5月の定期検診で症状を訴えました。
特に5月の検診では
私「今年入ってからずっとしみている。気になるので生検をして欲しい」
先生「見た目が悪くないから生検はできない。症状と見た目の変化があって初めて生検ができる。悪くないところを切ったらただの犯罪者。逮捕される。
通常は、異形成の段階で痛みは感じない。昨年、シミができて生検した箇所がしみているから、生検の傷の影響で敏感になってる可能性がある。ここで生検をしても傷を広げて痛みを悪化させるからやりたくない。舌痛症が強いとしみることもあるため、意識しすぎない方がいい。」
私「見た目は少し赤くなっている。昨年の生検の後はしばらくしみてなかったのに、ここに来てしみるようになったのはおかしい。手術の後も瘢痕がしみることは今までなかった。
6年前は早期発見だったがしみていた。その痛みがあったから気付けたため、初期に痛みがないとは思えない。あの時も医者や口腔外科医から見た目悪く見えないと言われたが、切ったら上皮内癌まで進んでいた。見た目の判断は信用ならないのではと思っている。
舌痛症のようにあちこちが痛いわけではなく、ピンポイントでしみて痛い。一度目の手術切除部分のため異形成の取り残しがあり悪くなってるのでは?と不安。悪くなるのを待つのは嫌だ。遅く見つかれば深く広範囲に取ることになる。早め見つけて浅く取ってほしい。生検できないなら細胞診など何かしら検査をしてほしい。」
先生「この先見た目に変化が出てからの検査でも遅くないため、とにかく今は生検はやめた方がいい。細胞診は精度が低く信用できないためやっても意味がない」と説得され、
30分ぐらい話し合いましたが、何か変化があったらすぐ診てくれるとのことで三ヶ月様子を見ることになりました。
この時は、患部がほんの少し赤くなってるだけで見た目に大きな変化が現れていませんでした。
この日は、先生を困らせてしまったことに謝罪し帰りました。
しかしその後も一向に良くならず。
舌痛症ではと言われていたので、なるべく気にしないように過ごしていたけど、やっぱり痛いものは痛い。しみるものを無視することもできず。
舌痛症のピリピリとはやっぱり違う。
8月の定期検診
しみる症状は良くならず、舌の奥も口内炎繰り返していたため、次は必ず生検してもらうつもりで受診しました。
もしここで断られたら、生検してくれる病院が見つかるまで他を当たるつもりでいました。
この時も、主治医からは悪く見えないけど…と言われましたが、5月より少し患部が黒っぽくなっていたため、しみてる箇所と舌根部の二箇所を生検することになりました。
病理の結果、しみていた箇所から扁平上皮癌が見つかりました。