大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科へ。

受付をして待つ。
看護師から、紹介先が特定の医師になっているが、もしかしたら別の医師が担当になるかもしれないと言われる。

待つこと2時間。

無事、希望した医師の診察室に呼ばれた。

ここまでの経緯を伝えた。

鼻からファイバースコープを入れて喉の写真を撮る。舌の写真も撮る。

舌の写真は青っぽい画像になっており、異形成のあると思われる箇所が白く写っていた。

喉は視診で問題なしとのこと。痛みの原因はわからず。

舌については
「白い部分は触ると少しざらついています。白板症です。舌の赤みがある部分は異形細胞と思われ、切除となると広範囲になりそうです。高度異形成ができているので癌がないとは言い切れないが、あっても初期だと思います。」

手術を考えていて、口腔外科では不染域から5ミリマージンと言われたけどどうなんですか?と聞くと、
「5ミリもとったら十分です。一度取ったら組織は戻らないのでうちでは必要最低限しか取りません。」とのこと。


説明がとってもわかりやすかった。私がどこまで理解しているのか汲み取って説明してくれるので話がスムーズに進む。そして受け答えが明るく、こちらも前向きになれる!
腕の良さと説明の上手さは必ずしも一致しないもしれません。しかし患者が納得した上で治療を進めていかないと良い方向へ進んでいかないため、説明力は必要だと感じます。インフォームドコンセントは重要ですね。


こちらで手術していただけますか?と伝えると、「いいですよ!いつにしましょうか?4日後の空いた時間があるのでこの時間でやっちゃいましょうか?」とサクサクと話が進んだ。
 

手術は白板症切除手術。
「ヨード生体染色で不染域を切除します。マージンは高度異形成が出たシミのあたりは少し多めにとるが、基本は不染域ギリギリで切除します。厚さは上皮を薄くはがすような感じで切除し、筋肉層はとりません。仮に癌があっても今回で取りきれる厚さだと思います。切除した組織の病理診断の結果によっては追加手術になる可能性もあります。
範囲が広そうなので切除後は縫いません。縫うと舌がつれて動かしづらくなる可能性があります。傷は剥き出しでも大丈夫だけど、気になるようであれば人工皮膜を使います。(剥き出しは勘弁なので人工皮膜はお願いした。)
喋りや食事は問題なく回復すると思います。
術後の食事はすぐ取れるようになると思います。
入院は一週間ぐらいを予定しています。早く帰りたかったら二、三日でもいいですよ。血が出たら押さえながら病院に来てもらえればいいですから〜

ポップな感じの先生で重苦しい空気がなくてとても良いおばけ

この場でヨードを使ってもらえないのか聞くと、「すごくしみて痛いからやらない方がいいですよ」と言われる。


手術日は4日後。土日を挟むため、少し早いけど次の日には入院することになった。
手術前の血液検査、レントゲン検査を行った。
検査費が地味に高い